ちょっとしたコツで映える写真に! プロカメラマンが教えるアウトドア撮影術【vol.05 風景編】

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  • 夕暮れ時の海と富士山
  • カメラの設定画面
  • カメラの設定画面
  • 海と人物斜め
  • 海と人物編集前
  • 海と人物編集後

旅先できれいな風景を目にして、喜び勇んで撮影してみるも、撮った写真を後から見てみたら、「こんなはずじゃなかった……」という経験はありませんか。あの感動よふたたび! ということで、風景写真を撮る際にどういうところに気をつけると良いのかを、ご紹介します。

答えはカンタン! 撮影後に編集すればOK

写真の仕上がりがいまいちだなと思ったら、ぜひ編集をしてみましょう。もちろん最初から編集なしで完璧な仕上がりに撮れるのが理想ですが、そうはいかないのが現実。

編集することで、「ここをこうすれば良かったのか」「あんな風に撮るにはどうすれば良かったんだろう?」と、次回の撮影に向けて考えるきっかけにもなります。

以下は実際に編集した写真です。

こちらは編集前のもの。見比べてみて下さい。                         

どこに手を加えたかというと……。彩度を上げる、ハイライトを下げる、シャドウを上げる、白レベルを下げる、かすみの除去を行う。そして後述しますが、水平も調整しています。

「あとから編集するなんてずるい!」と感じる人もいるようですが、筆者はレベルアップへの近道になると思っています。スマホの画像編集アプリの中には、無料で利用できるものもあります。明るさの調整やトリミングをするだけでも、がらっと雰囲気が変わるので、いろいろ試してみるといいでしょう。

撮影時には水平を意識することを忘れずに

「どうしても上手に写真が撮れない」という人の撮った写真を見て、時折感じることがあります。それは、水平が取れていないものが多いということ。

斜めになっている写真は、見ている人に落ち着かない印象を与えます。思いっきり斜めになっていれば撮影時に気がつくと思いますが、実はよく見ると少ーしだけ傾いているというのが、案外多いのです。

ファインダーを覗きながらだと、どれぐらいで水平が取れているのかわからなくなってしまう──。そんな方は、カメラの設定にデジタル水準器がないかを確認してみましょう。

これを使えば、ファインダーや液晶画面でリアルタイムに水平が取れているかを確認できるので、「あ、斜めになっちゃった」という失敗を減らせます。

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