神奈川県下最大級のキャンピングカー展示商談会「神奈川キャンピングカーフェア in 川崎競馬場」ならではの魅力は、キャブコンバージョン(以下、キャブコン)ではないでしょうか。広い会場には他の会場よりもキャブコンの数が目立ちました。多くはトヨタ・カムロードベースですが、ナロータイプを採用したキャンピングカーの名門ビルダーである「キャンパー厚木」の1台に家族連れが次から次へと乗り込んでいました。
ナローボディなら普通自動車免許でもOK
トラックベースのキャブコンは居住空間も広く贅沢なモデルです。何より大きくて扱いにくいと思っている方も多いのではないかと思います。そこで同イベントでは軽キャンパーやハイエースベースのバンコンバージョンのほか、最近では少しコンパクトなライトエースやトヨタ・カムロードベースのハイトのあるキャブコンが軒を連ねていました。
キャブコンの多くは車内で人が立ったまま動けるように、頭上空間に余裕を持たせ、室内高は2070mm〜2080mmあたりが平均値です。その車高の高さもあり、見た目の大きさに敏感に反応してしまうのかもしれませんが、じつは全・全幅ともに意外とコンパクトなのです。

気になるボディサイズは意外とコンパクト
神奈川県厚木市に拠点を置くキャンパー厚木が手がける人気シリーズの「Puppyシリーズ」はいずれも全幅1740mmのボディです。ちなみにハイエースバンのスーパーロング・ワイドボディは1880mm。標準のナローボディが1695mmなので、その差は約50mm未満です。全長も4880mm(Grand Puppyは4970mm)と5mを切っています。

ちなみにスーパーロングボディのハイエースバンおよびグランドキャビンの全長は5380mm。ミドルルーフのワゴンGLの全長は4840mmとほぼ横並びで、バンコンバージョンの王者ハイエースと比較しても、一部にはむしろコンパクトだったりします。その上で普通免許で運転できるメリットも見逃せません。キャブコンに対して敷居を高く感じられていた方も食指が動いてきませんか?