ソトラバ

平家落人伝説に合掌造りも! スリル満点の吊り橋を堪能できる「日本三大秘境」の魅力に迫る

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


都市部からは遠く離れ、独自の伝統文化が育まれた「日本三大秘境」と呼ばれる地域があるのを知っていますか? とくに特定の団体が定めたわけではありませんが、岐阜県の「白川郷」、宮崎県の「椎葉村」、徳島県の「祖谷のかずら橋」が三大秘境と言われています。最近は観光スポットとしても人気も上昇中。手つかずの自然がたっぷりと堪能できる魅力満点の三大秘境について、詳しく見ていきましょう。

厳しい自然環境にも耐える「合掌造り」の雪景色に感動

まずは観光地としてもメジャーである岐阜県の白川郷から。険しい山々と深い谷に囲まれ、夏は涼しく過ごしやすい反面、冬は大量の雪と風が吹き付ける日本有数の豪雪地帯です。

この厳しい自然環境にも耐えられるよう作られたのが、茅葺きの三角屋根が特徴の「合掌造り」と呼ばれる家屋。今でも大小100棟余りの合掌造りがあり、「合掌造り集落」として世界遺産にも登録されています。

また、霊峰白山の麓が源泉地となる「平瀬温泉」は名湯で、環境省の国民保養温泉地にも指定されるほど。周囲にはブナの森やエメラルドグリーンの湖などがあり、充実した大自然を体験することができます。

独特な民家や日本一のヒノキが残る神秘的な椎葉村

続いて宮崎県の北西部に位置する椎葉村です。平家の落ち武者が逃れてきたという「平家落人伝説」のある神秘的な村です。

「椎葉型」と呼ばれる独特の形の民家は有名で、これらが立ち並ぶ集落は国の重要伝統的建造物群保存地区に。また、国指定天然記念物に指定された樹齢800年の日本一のヒノキを眺めながら歩く遊歩道も人気です。

さらに、日本で最初の大規模アーチ式コンクリートダムである「上椎葉ダム」や、美しい雲海の中に現れる「仙人の棚田」など、散策には事欠きません。