極楽浄土と地獄に見立てて信仰された立山
富山県にある「立山」は、雄山、大汝山、富士の折立の3つの峰から構成されており、最高峰は標高3015mの大汝山。実は富山県章のモチーフにもなっており、富山県民に愛されてきました。雄山東面には日本国内で現存する数少ない氷河があったり、西側には火山湖があったりと、ダイナミックな自然が楽しめる山です。

立山は、山そのものが御神体。立山信仰の特徴は、立山本峰を阿弥陀如来の体とし、山を極楽浄土と地獄に見立てる「山上他界」。これらを巡拝することで、地獄の苦行を積み、極楽浄土へ向かう疑似体験ができるようです。

雄大な自然があり、深い信仰心にも支えられてきた日本三名山。まだ訪れたことのない人は、パワースポットとして巡ってみてはいかがでしょうか。