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東京の離島で非日常の大自然を満喫! 一度は行っておきたい伊豆諸島の魅力とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


意外と範囲の広い東京都。23区に加え、26市5町8村と多くの自治体が存在します。なかには本島だけでなく、豊かな自然が楽しめる“離島”も含まれているのが特徴です。そこで今回はアウトドア好きならぜひ訪れてみてほしい東京都にある離島の魅力に注目しました。

非日常的な景色が楽しめる「大島・裏砂漠」

実は東京都には635もの島があり、そのうち11の島は有人島。そして東京都の有人島は伊豆諸島と小笠原諸島というふたつの諸島に分類されます。伊豆諸島の代表的な島が「大島」。比較的人口が多く広い島で、冬は暖かく夏は涼しい気候なので足を運びやすい地域です。

大島の見どころは、なんといっても「裏砂漠」でしょう。裏砂漠は大島のシンボル的存在である三原山の東側に、火山灰と黒色のスコリアと呼ばれる堆積物で覆われた一帯のこと。国土地理院が作る地図において、日本で唯一「砂漠」という表記が使われている場所でもあります。

風の強い地域であることから植物の種なども定着しづらく、一面に黒い砂漠が広がる光景は非日常的。島全体が活火山になっている大島の、雄大な自然環境が堪能できるでしょう。

ちなみに伊豆諸島は、明治時代の廃藩置県で静岡県の所属になっていたことから「伊豆」の名前がついたと言われています。大島の裏砂漠も、富士箱根伊豆国立公園の「特別保護地区」に指定されているエリア。現地には三原山や裏砂漠を訪れるトレッキングプランもあるので、興味のある人はぜひ利用してみてください。

赤と黒のコントラストが美しい「三宅島・新鼻新山」

自然の風景を楽しみたい人には、「三宅島」もおすすめです。面積がJR山手線の内側とほぼ同じ大きさの三宅島では、海岸近くにある火砕丘の「新鼻新山」が見どころ。新鼻新山は1983年に火口が噴火した際、火山灰や岩石が積もって一夜で誕生したと言われています。

海側は削られていて地層の断面が露出しており、表面付近の黒い層とその下に続く赤い層とのコントラストが圧巻です。海岸との雰囲気とも相まって、開放的な空気が体感できるでしょう。