ソトラバ

近年注目赤丸上昇中の「葛原岡神社」で鎌倉紫陽花巡りを堪能

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意外な紫陽花の穴場スポットを求めて化粧坂を下る

葛原岡神社から源氏山公園内を銭洗弁天方面に戻るすがら、化粧坂(けわいざか)の切り通しを下るルートを選びます。このルートはとくに下りは要注意な坂です。

切り通しの名称から推測いただけると思いますが、鎌倉と外界との主要な出入り口として、鎌倉七切通しの一つとして知られています。扇ヶ谷から葛原岡へ続く坂で、鎌倉防御の最重要地のため新田義貞の鎌倉攻めの時、激戦地となったと言われています。

切り通しを抜けて住宅街を左手に緩やかな坂道を下ると右手斜面に紫陽花の園が続いています。自生か近隣住民の方達が植えたものか植生は不明ですが、数十メートルに渡って続くあじさいの壁は、葛原岡神社詣のうれしいおまけと思えてしまいそうです。やはり鎌倉散策の女性たちが足を止めてスマホ撮りに勤しんでいました。

そのまま坂道は海蔵寺へ通じる道に行き当たります。花の寺として知られる海蔵寺にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。海蔵寺では山門周辺で紫陽花の花が出迎えてくれました。拝観は有料です。

ささやかな株数ですが、季節の担い手の愛らしい姿に、この日の紫陽花巡りを締めくくるにふさわしいものを感じました。

もちろん化粧坂切り通しのことを考えて、鎌倉駅から海蔵寺ルートを逆回りでもいいかもしれません。