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山で発症したら命の危険も? 熱中症予防に役立つ正しいウェア選びと必須の装備とは

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機能性ウェアで暑さを凌ぐ

また、近年は「接触冷感」など、涼しさをうたい文句にしているウェアもいろいろありますね。登山用のブランドからも、かなり冷涼感の高いものがリリースされています。

筆者が昨年から愛用しているのは、モンベルの「クール フードシャツ」。ごく薄手の生地を使ったフード付きの長袖シャツで、吸水拡散性が高いため、汗をかいてもすぐ乾くうえ、UVカット効果もあります。さらっと肌触りもよく、炎天下で行動するときは、むしろ着ている方が涼しく感じるほど。


ファイントラックの「ラミースピン®エア」も、盛夏に快適なウェア。ラミーならではの清涼感があり、通気性が非常によいので、風をまとっているような着心地で快適です。

ウェア

着ている方が涼しい素材と言えば、ワークマンの「XShelter 暑熱軽減ウェア」も試してみたかったのですが、速攻で売り切れて買えませんでした。

ところで、「接触冷感」を謳い文句にしているカジュアルウェアもありますね。触れるとひんやりして、汗をかいてもベタベタしないので日常着として気に入っていますが、山用としては適していない気がします。登山用のウェアと違って、大量の汗を処理できる機能はないし、生地の耐久性などもアウトドア向きではないと思います。

以前、廉価なカジュアルウェアブランドの「涼しい」素材の長袖シャツを買ったのですが、うっかり暑くない季節に、ちょっと標高の高いところへ着て行ってしまったところ、想像以上の寒さでした。真夏の低山で日帰りならともかく、ある程度の標高がある山(例えば1500mクラス以上とか)に行くのなら、やはり登山専用ブランドのものをチョイスすべきだと思います。