日本三大霊峰といえば富士山、立山、白山ですが、石川県と岐阜県にまたがる霊峰・白山(はくさん)は標高2702mで開山1300年超です。その白山を神とする白山神社が全国に数多ありますが、神奈川県厚木市の白山神社は、まさしく白山の頂に鎮座しています。厚木の白山は標高284m。ざっくりで本家の約1/10サイズですが、開祖・行基大師が霊地と認めただけあります。登山口と山頂にそのパワースポットな石碑がありました。
神奈川の景勝50選の名刹裏手から展望台のある山頂へ
厚木にある白山は東丹沢の温泉地として知られる飯山温泉を麓にし、中腹には白山神社と同じく行基開祖の坂東三十三観音六番札所の長谷寺(ちょうこくじ)が立つ山で、山名は白山神社を祀っていることから命名されたと言われます。


白山の登山口は飯山観音長谷寺の裏手にあります。長谷寺は神奈川の景勝50選で、春の桜、初夏の紫陽花、そして秋の紅葉の美しさで知られています。

男坂/女坂ルートと山頂の白山神社を結び、東側にある桜山を周り、尼寺(にでら)バス停へ続く周回コースとなっています。男坂はひたすら階段が続くタフなコースです。


一方の女坂ルートで登りきった先に展望台とベンチが置かれています。神社のある東側は眺望がありませんが、展望台からは南側に湘南、西から北側にかけては足柄・山北や丹沢は大山を眺望できます。南東側には江ノ島からランドマークタワーなどのみなとみらい地区を視界に収めることができます。

