熱中症の症状とは?
日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトのサイトによると、熱中症の症状は次のようなものです。
1) めまいや立ちくらみ、顔のほてり
2) 筋肉痛や筋肉のけいれん
手足の筋肉がぴくぴくしたり、痙攣を起こしたり、しびれるなど3) 体のだるさや吐き気
ぐったりして力が入らない、吐き気やおう吐、頭痛など4) 汗のかきかたがいつもと違う
ふいてもふいても汗がでる、もしくはまったく汗をかいていないなど、汗のかきかたに異常がある場合5) 体温が高い、皮ふの異常
皮膚に触れると熱い、暑いのに汗をかかずに乾いている、顔が紅潮しているなど6) 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をするような場合、身体がガクガクとしてひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常がある7) 自力で水分補給ができない
6、7の状態は、非常に危険なレベルです。即座に救急要請が必要な状態です。一刻も早く医療につなぐことが重要ですので、ためらわずに救急要請を行ってください。意識があって、自力で動けるのであれば、涼しい場所で休ませて、身体を冷やしながら経過を見ます。
日陰で風通しのいい場所を選んで座らせ、衣服をゆるめてリラックス。体温を下げるには、皮膚温を下げる「外部冷却」と、身体内部の温度を下げる「内部冷却」の2通りの方法があり、可能であれば併用します。
冷たい飲み物をゆっくりと飲ませて(内部冷却)、首筋や腋下、鼠径部などの大きな動脈が通っている部分を重点的に、水で冷やします(外部冷却)。うちわなどで風を送ってあげるとさらによいと思います。
水場や沢が近くにあるなら、手足を水で冷やすことも有効です。

体温を下げる努力をしても、状態が改善しない、あるいは悪くなるようなら、救急要請をしてください。詳しくは、「熱中症ゼロへ」プロジェクトのサイトを参照。こちらのサイトを見れば、熱中症についていろいろ知ることができますね。
【参考】
「熱中症ゼロへ」
https://www.netsuzero.jp/