アウトドアやキャンプを楽しむ際の必需品である「タオル」。テント設営や川遊びなど、様々な場面で活躍してくれますよね。なかでもおすすめしたいのが早く乾くという特徴を持った「速乾タオル」。使用されている素材は様々なので、素材ごとのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。

速乾タオルの代表素材「マイクロファイバー」

ポリエステルやナイロンなどの化学繊維で作られたマイクロファイバーは、速乾タオルの代表ともいえる素材のひとつ。繊維が非常に細かく、吸水・速乾性に優れているのが特徴です。

一方で、繊維がとがっているため肌にはあまり優しくないという点がデメリット。しかしキャンプギアを拭いたり、汗をぬぐう程度であれば大活躍する素材です。身体を拭く際は、強く擦ると肌を傷つけてしまう可能性があるので、タオルを軽く押し当てるようにして使いましょう。

水泳用タオルにも使われるセーム素材

一般的なタオルとは異なり、スポンジのような肌触りが特徴で、吸水力と排水性が抜群のセーム素材も速乾タオルの定番。通常のタオルだと、一度水を吸収すると乾くまで吸水力が戻りません。しかし、セーム素材のタオルは絞るだけで簡単に排水することが可能。すぐに吸水力が復活するので、繰り返し使用することができます。

ただし完全に乾くとカチカチに硬くなってしまうので、折り曲げにくくなり、かさばってしまうのが難点。そのため、濡らした状態で保管しておく、固くなってしまったら一度濡らしてから使用するなどの注意が必要です。