温かい時期のキャンプで増えるのが、害虫による被害。寝ている間に虫に刺されたり、耳元で聞こえる羽音が気になって眠りの妨げになったりと、虫が増えるとアウトドアでは過ごしづらくなりますよね。今回は虫をシャットアウトして、キャンプをより快適にしてくれる「蚊帳」の選び方を紹介していきましょう。
「タープタイプ」「吊り下げ式」など実は様々なタイプが!
一口に蚊帳と言っても、そのタイプは目的によって様々。大人数でのキャンプをする際に、リビングスペースを全て防虫したいという場合には「タープタイプ」がおすすめです。別名「スクリーンタイプ」とも呼ばれるこの蚊帳は、タープに壁のようにネットが張られ、広範囲を防虫できるのが特徴。ネットを開放すれば通常のタープとしても使用できるため、虫が少ない時期のキャンプでも活躍します。

ソロキャンプやテント内で使用するなら、木やテントのポールなどに蚊帳の上部を引っ掛けて設置する「吊り下げ式」が便利。ポールが不要で軽いものが多く、荷物をコンパクトにまとめたい時に重宝します。
設置の手間を極力省きたい人や、蚊帳の準備に慣れていないキャンプ初心者は、収納袋から取り出すだけで広がる「ポップアップ式」の購入を検討してください。また、テントを使わずよりワイルドなキャンプを楽しみたいなら「ハンモックタイプ」も選択肢の1つです。
耐久性が高くて軽いナイロン・ポリエステル製の蚊帳
蚊帳の素材として一般的なのは、ナイロンやポリエステル。加工しやすく大量生産に向いている素材なので、リーズナブルなのが魅力ですね。耐久性が高いうえに軽く、手洗いができるなどメンテナンスが簡単なので、使いやすさを重視する人に最適。一方で通気性が悪いという弱点があるため、アウトドア用扇風機と一緒に使うなどの対策を考えておくといいかもしれません。
