音楽フェスに泊まりで参戦する時には、会場に用意されたキャンプサイトに宿泊するというケースが少なくありません。フェス好きにとっては、テント泊もフェスの楽しみのひとつ。しかし、通常のキャンプと“フェスキャンプ”には異なる点も多く存在します。今回は通常のキャンプとの違いや、フェスキャンプのコツと注意点について見ていきましょう。
普通のキャンプとはどう違うの?
通常のキャンプと大きく異なるのが、テントを張る場所の密集具合です。大型のものだと、10万人規模の動員になることも珍しくない音楽フェス。もちろん全員がテント泊というわけではありませんが、通常のキャンプ場に比べるとかなり密集した狭い場所にテントを設営しなければなりません。

そのため、ロープの長さを工夫したりと、場所をとらないような設営が必須。テントのサイズも、無駄に大きいものをもっていくと設営がしにくくなってしまいます。
さらに、フェスの会場によってはスキー場などの斜面にテントを設営する必要が出る場合も。キャンプ設営地が斜面になってしまった場合は、斜面上側を頭にして、荷物などでなるべく水平になるように調整して寝ると良いでしょう。荷物が斜面で滑り落ちないように、滑り止めのシートを持っていくと重宝しますよ。
荷物の重さにも注意が必要
多くのフェスキャンプではクルマを横付けできないため、荷物をテント設営場所まで運ぶ必要があります。クルマからキャンプサイトまで荷物を運ぶ手間を考えると、なるべく軽いテントやキャンプ道具を選ぶと良いでしょう。運ぶ際は、キャリーカートやアウトドアワゴンなどがあると便利です。

他にも、フェスの場合はタープや火の取り扱いなど、通常のキャンプと比べて禁止物や禁止行為が多く定められているケースがほとんど。あらかじめ参加するフェスの注意事項をよく読んでから、持ち物の準備をしてください。