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観光だけじゃなく通勤&通学の手段としても! 全国で導入が進む「サイクルトレイン」のメリットとは

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近年、全国に広がりを見せている「サイクルトレイン」という取り組みをご存知でしょうか。サイクルトレインとは、名前の通り自転車ごと列車に乗り込めるサービスのこと。地方の観光路線やローカル線を中心に導入が進み、サイクリストだけでなく、通勤・通学の手段としても注目を集めています。今回は、そんなサイクルトレインを利用するメリットについてご紹介しましょう。

自転車を解体せずに乗車できる「サイクルトレイン」

一般的に、自転車を鉄道で運ぶ際は、解体や折り畳みが必要です。そのため、乗車前や降車後に解体・組み立て作業が発生し、輪行袋や工具の携帯も欠かせません。さらに、乗車中も他の乗客に迷惑を掛けないよう、細心の注意を払う必要があります。

その点、サイクルトレインなら自転車をそのままの状態で持ち込めます。わざわざ解体する手間がかからず、折り畳みできない一般的なママチャリでも利用可能。加えて、自転車の持ち込みを前提とした車両のため、周囲の目を気にせず安心して乗車できます。

観光から日常生活まで幅広いシーンで利便性が向上

サイクルトレインは、各鉄道会社だけでなく国土交通省も導入を後押ししています。公共交通機関と自転車を組み合わせることで、移動の自由度は大きく向上。観光では、サイクルツーリズムの促進や地域内の回遊性強化が期待されています。

また、日常生活においても通勤・通学、買い物などの移動が快適に。行動範囲が広がり、公共交通の利用促進にも繋がるとして関心が高まっています。