ホッピングや縄跳びなどと並んで、子どものアクティビティという印象が強い一輪車。しかし実は、全国大会や国際大会が開かれるほどしっかりと競技化されているのをご存じでしょうか? 一体どのような種目があるのか、詳しく紹介していきます。
スピードと技術を競い合うトラック競技
代表的な種目は「トラックレース」。16、20、24インチとタイヤの大きさで分かれて速さを競います。陸上のトラック競技と同じように、100m、400mなどのレースがあり、トップ選手は100mは約12秒、400mは1分弱でゴールするほどの驚きのスピードを記録。他にも、等間隔に置かれたコーンの間をジグザグに走行する「スラローム」や、ランダムに置かれたコーンの周りを決められた順番で走行していく「障害物レース」などもあります。

さらに、片足を金具の上に置いて、もう片方の足だけでこぐ「片足走行」や、足の裏で直接タイヤを転がして前に進む「タイヤ乗り」など、特殊なテクニックを取り入れた種目も。バランス感覚や筋力・体力だけではなく、どれだけ器用に一輪車を乗りこなせるかもポイントとなってきそうです。
持久力とチームワークが重要となる長距離種目
大会ではトラックレースだけではなく、長距離の種目も。なんとフルマラソンと同じ42.195kmのレースも開催されています。陸上の長距離と同じように、ハーフや10kmなどチャレンジしやすい距離のレースもあり、女性や小学生も多く活躍しているよう。また、荒川河川敷の総距離42.195kmのコースを6人で1チームとなって走行する駅伝の大会もあります。個人の実力と共に、タスキを繋ぐチームワークが重要となりそうですね。