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【連載コラム】聖地ヨセミテに魅せられて vol.23    高度順応のため「トゥオルミ メドウズ ロッジ」に滞在

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ヨセミテバレーは夏休み真っ最中です。キャビンの近くにあるパインクレスト湖は、夏場の人手が年々増えていて、その混雑ぶりはTVやネットのニュースに度々登場するほどです。夏休みが終わる8月中旬までは、連日賑やかになりそうです。今年も日本からのジョン・ミューア・トレイルのハイカーをサポートしました。

数日間一緒に過ごしてトレイルヘッドで見送りました。今ごろはまだ元気に歩いているはずです。このジョン・ミューア・トレイルは、3000m級の山をいくつも超えるため、高度に慣らすため標高の高いところで一泊キャンプをしてから送り出すのですが、今年はヨセミテ公園内にある「トゥオルミ メドウズ ロッジ」に滞在することにしました。

夏のみ営業する古いキャンプ場でテントキャビン泊

道中、ヨセミテの東にある大きな塩湖「モノレイク」に立ち寄ってからロッジに向かいました。このモノレイクは石灰質の奇岩「トファ」 が湖面からあちこちに立ち上がっている不思議な場所です。湖岸にいたレンジャーがトファの先端にオスプレイが巣を作っているのを教えてくれました。

モノレイクから西に向かって、タイオガパスを走ってヨセミテ公園に入り、しばらく行くと「トゥオルミ メドウズ ロッジ」があります。標高は2600mほどあり、冬場は雪でクローズするので夏のみの営業です。1916年にできた古いキャンプ場ですが、テントキャビンに宿泊するスタイルの所謂グランピング施設です。

隣のテントは火災報知器作動で大騒ぎ

テントキャビンには簡素なベッドとテーブルがあります。シーツや枕もあるので寝袋はいりません。電気はなくて、LEDのランタンが一つ置いてあります。暖房は小さな薪ストーブです。隣のテントではうまく火がつけられずに火災報知機が作動して大騒ぎになっていました。

すぐ傍に浅い緩やかな川が流れているので、水遊びもできますし、椅子や敷物を持っていって川辺で寛ぐこともできますが、我らはビールを飲んで昼寝してしまいました。