2025年7月26日〜27日の2日間、東京ビッグサイトを舞台に『東京キャンピングカーショー2025』が開催されました。同イベントは都内最大級のキャンピングカーの祭典として知られ、103社が出展。合計238台もの車両を展示され、2日間の開催で2万人を超える来場者数を記録するなど、キャンピングカー人気の高さを証明しました。
会場では車両展示のほかにも田村淳さんやベッキーさん、田中美奈子さんなどの豪華ゲストによるトークショーも行われ、大盛況でした。そこで今回もソトラバ編集部が会場へと潜入。独断と偏見で選んだ“気になるキャンピングカー”をご紹介して行きたいと思います。
「インディ108」の後継モデルとしてデビュー
読者諸兄のなかには「キャンピングカーは欲しいけど、大きなキャンピングカーの運転には自信がないし、自宅の駐車場に入らない……。維持費も高そうなので手が出せない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか? そんな大兄におすすめなのがキャンピングカー業界の巨人こと東和モータースからリリースされる「バディ108」です。コンパクトながらも4名乗車・4人就寝を実現し、無限の可能性を感じさせる軽キャンはどんな実力を秘めているのでしょうか?

バディ108は生産を中止した大人気モデル「インディ108」の後継機種として2025年に登場したニューモデル。基本的な構成はダイハツ・ハイゼットをベースとしたキャブコンの軽キャンであり、シェルの居住性を拡大する便利なポップアップルーフを搭載。

見た目では先代モデルのインディ108のようですが、最新の電源システムである走行充電EVOシステムや2種類の室内レイアウトの用意など、新たな時代のニーズに応える東和モータースの自動車哲学が満載されています。
省エネにも貢献しながら冷房効率を向上
居住スペースとなるシェル部分には日本製の高断熱アルミコンポジットパネルを採用。優れた断熱効果と強度を発揮。外気温からの影響を軽減させることで快適な車内環境を維持します。最近の日本は猛暑、酷暑が当たり前となり、高性能な断熱素材の仕様はエアコンやクーラーの冷房効率を上げると共に省エネにも貢献。

エクステリアはインディ108よりもシャープなデザインが採用され近代的な車中泊をイメージさせます。ボディサイズは全長3395mm×全幅1470mm×全高1990(ポップアップ時/2970)mmとなり軽自動車8ナンバー登録になっています。
理想のクルマ旅のスタイルを2つのレイアウトから選べる
車内に目を移すと軽トラックベースとは思えないほど快適な空間が広がっています。同モデルは使い方に合わせて2つのレイアウトが用意され、タイプSはセカンドシートが運転席と並行の後ろ向き、タイプLはセカンドシートが横向きとなり、好みに合わせてチョイスすることが可能。

テーブルを挟んで2列目と3列目シートが対座するタイプSでは4人が顔を合わせてテーブルを囲めるので、食事の時には和気あいあいの雰囲気が楽しめます。