貝殻の宝庫と世界一長いベンチ
3つ目は「日本の水浴場55選」にも選ばれている、自然環境や安全性に優れた石川県の「増穂浦」。こちらも桜貝がよく知られていますが、他にも600種類以上の貝を見つけることができます。
増穂浦に打ち寄せられる貝は、日本古来の和歌集で貝を詠んだ歌が36首あることにちなんで「三十六歌仙貝」と呼ばれています。地域では三十六歌仙貝を集めるイベントも開催。集めた種類数に応じて景品と交換してもらえます。

また、増穂浦海岸には、かつてギネスブックにも掲載されたことがある「世界一長いベンチ」が設置されています。全長約460メートルにも及ぶ長さは圧巻。周辺は夕日の名所として知られており、日本海に沈む雄大な夕日をベンチに座って、ゆったり眺めることができます。

心惹かれる貝殻が待っている日本小貝3名所。日常をちょっと離れて、波の音を聞きながら美しい貝を探す、心穏やかな旅に出てみてはいかがでしょうか。