ソトラバ

琵琶湖と霞ヶ浦とあともう一カ所は? 日本の「三大湖」に数えられる湖の魅力とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


旅行やドライブで見かけたら、つい足を止めて眺めたくなるのが“湖”。心落ち着く景色のひとつですよね。そんな数ある湖の中でも、とくに大きくて独特の存在感があるのが「日本三大湖」。今回はちょっとした雑学としても楽しめる、日本の三大湖それぞれの魅力を紹介します。

古代湖として世界的にも貴重な「琵琶湖」

日本の湖といえば、まず思い浮かぶのが滋賀県の「琵琶湖」ではないでしょうか。日本最大の淡水湖で、県の面積の約6分の1を占める広さを誇ります。実はこの琵琶湖、できたのはなんと約400万年前。日本最古の湖であるだけでなく、世界的に見ても20ほどしかない「古代湖」と呼ばれるめずらしい存在です。

琵琶湖の魅力は広さや歴史だけではありません。ホンモロコやビワマスなどの固有種が住み、ヨシ原が広がる水辺には水鳥がやってきます。自然の豊かさが評価され、1993年には「ラムサール条約」の登録湿地にも選ばれました。

貯水量は275億立方メートルと圧倒的。南の端から流れ出る瀬田川は京都・大阪を通って大阪湾へと注ぎ、流域で暮らす約1450万人の暮らしを支えます。まさに“日本の命の水瓶”といえる湖です。

かつては海だった? 関東の大きな湖「霞ヶ浦」

日本で2番目に広い湖が、茨城県にある「霞ヶ浦」。もともと海の一部でしたが、およそ1500~2000年前に上流からの土砂で河口がふさがれ、年月をかけ淡水湖へと変わっていったそう。現在では利根川水系に属し、関東の水資源として活用されています。

霞ヶ浦の特徴はなんといってもその浅さで、平均水深は約4メートル。遠くまで広がる水面と空の景色が楽しめます。湖の周辺にはサイクリングロードが整備されていたり、釣りやバードウォッチングが楽しめたりと、自然スポットとしても人気です。

また、霞ヶ浦の貯水量は約8.5億立方メートル。これは利根川上流にある複数のダムの貯水量を合わせたよりも多く、農業用水や工業用水としても大きな役割を果たしています。