100万本のクロマツがつくる幻想空間「虹の松原」
佐賀県唐津市にある「虹の松原」は、初代唐津藩主・寺沢広高が防風林として植林したことに始まる歴史ある松原。松の根が砂地を這うように広がり、木漏れ日と影が交差する幻想的な風景が楽しめます。その規模は国内屈指で、なんと100万本ものクロマツが生い茂っているほど。

また、「虹の松原」には「七不思議」と呼ばれる伝承があります。たとえば豊臣秀吉がこの地を通った際にセミの声を叱ったところ鳴かなくなったという話や、塩分を含まない真水の湧き出る井戸、松原には蛇がいないという言い伝えなど、不思議なエピソードが語り継がれてきました。

海と松が織りなす静けさと雄大さは、どの松原にも共通しています。旅先としてはもちろん、日常のリフレッシュにもぴったりな「日本三大松原」。ぜひ一度足を運び、その風景の美しさをじっくり堪能してみてはいかがでしょうか。