ソトラバ

「ハス切り斜め出しストーブ」に「真円1本出しタイコ付き燻製機」! 見た目はマフラーでもじつはキャンプギアでした

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


世の中には「まさか‼」と思うような転用例があります。その「まさか‼」を実際に形にしてしまったのが自動車マフラーメーカーの藤壺技研工業株式会社(FUJITSUBO)。マフラーの部材をアウトドアツールへと転用、しかも見た目はマフラーパーツそのまま‼ こんなユニークなアイテム、クルマ好きなキャンパーにはたまらないはずです。

マフラーパーツにしか見えない!? 驚きのBBQツール

「SMITH SUSono」のブランド名で展開されているのは、バーベキュー用のアウトドアツール。ただし、見た目は完全にマフラーパーツです。バーベキューコンロやテーブルはサイレンサー部分を半分に割ったものを利用。またトングはマフラー製作時に出る端材を活用し、魚の形にデザインされるなど遊び心たっぷり。

マフラーメーカーFUJITSUBOが展開するアウトドアブランド「SMITH SUSono」のトング

そして何よりも傑作なのがスチーマーとファイアストーブ。スチーマーはタイコとリアピースが一体となったものを使用しており、見た目はまさにマフラー。内部にはFUJITSUBOのロゴも刻まれるなど作り込みも細かいのが特長です。ファイアストーブもリアピースそのままの形状で、思わず笑みがこぼれます。

マフラーメーカーFUJITSUBOが展開するアウトドアブランド「SMITH SUSono」のたき火台

「社内で出てきた『こんなことができないかな?』というアイデアがSMITH SUSonoの源です。バーベキュー大会をやる際に『せっかく作ったんだから試してみよう』となり、徐々に製品化しました。実はもう3、4年前からリリースしていたんですよ」とは藤壺技研工業株式会社の担当者。

裾野発、鍛冶屋の技術が生んだ本気ギア

ブランド名「SMITH SUSono」は、FUJITSUBOの原点である鍛冶屋と拠点である静岡県裾野市と、マフラーの材料であるステンレス(SUS)を掛け合わせたネーミングが由来。その名の通り、クオリティは鍛冶屋の本気を感じさせるほど高水準。

マフラーメーカーFUJITSUBOが展開するアウトドアブランド「SMITH SUSono」のバーベキューコンロ

それがよく現れているのがバーベキューコンロです。本体の2カ所には網ズレ防止のストッパーが付き、取っ手はフランジをボルトを介して取り付ける構造になっているため熱が伝わりにくい仕組み。細やかな配慮が随所に見られます。さらにラインアップには、小皿として使えるステンレスプレートやたき火台などもそろっています。

こんなにユニークなアウトドアツールがあれば、キャンプもバーベキューもさらに楽しくなるはず。「SMITH SUSono」は、そう感じさせてくれるアイテムです。クルマ好きなキャンパーなら注目せずにはいられないでしょう。何よりも、こんな発想を実際に形にしてしまう藤壺技研工業株式会社という企業そのものに、好感を抱かずにはいられません。

【詳しくはこちら】
◆FUJITSUBOオフィシャルページ
https://www.fujitsubo.co.jp
◆SMITH SUSono専用サイト
https://www.fujitsubo.co.jp/products/SMITHSUSono