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激流に思わず心が躍る! 急流ラフティングも楽しめる「日本三大急流」とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


大小さまざまな河川が流れる日本列島。そのなかでもとくに激しい流れを誇る「急流」は、自然の迫力を肌で感じられるアウトドアスポットとして人気を集めています。今回はダイナミックな水の流れが魅力の「日本三大急流」に注目しました。

山形県の母なる川「最上川」

まず紹介するのは山形県を南北に貫く「最上川」。松尾芭蕉が「五月雨を集めて早し最上川」と詠んだことで広く知られており、古くから農業用水や舟運に利用されてきた“母なる川”です。

急流が生まれるのは、川底に花崗岩が露出した一帯。水の浸食に強いこの岩が天然の堤のような役割を果たし、勢いある流れを生み出します。とくに中流域の村山市周辺には「碁点」「三ヶ瀬」「隼」といった3つの急流スポットが点在。「最上川三難所」としてアウトドア愛好家たちを魅了しています。

山河のエネルギーを体感! 絶景の急流「富士川」

南アルプスの鋸山を源に、山梨県から静岡県を経て駿河湾へと注ぐ「富士川」も日本三大急流のひとつ。かつては“暴れ川”とも呼ばれた急流で、険しい山々を駆け下る水の勢いは迫力満点です。

富士川流域は、日本列島を東西に分ける地質構造「フォッサマグナ」に位置し、2000~3000m級の高峰が連なるダイナミックな景観が広がります。その美しさは葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも描かれたほど。都心からのアクセスも良く、週末のアクティブな外遊びにぴったりです。