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ただの移動が特別な旅の1ページに! じわりブーム再燃中の「寝台列車・夜行列車旅」のススメ

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飛行機や新幹線のような速達性はないものの、眠っている間に移動することで旅行先での1日をより有効に過ごせるのが、「寝台列車・夜行列車」の魅力。一度は人気が下火となった寝台列車・夜行列車ですが、近年では旅行での移動にスピードよりも快適性や特別な体験を求める人たちから注目され、じわじわとブームが再燃しています。今回は、どのような寝台列車・夜行列車があるのか、さらに各列車のおすすめ旅と魅力について紹介していきましょう。

日本で唯一定期運行されている寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」

現在、日本で定期運行されている寝台列車は、東京〜香川、東京〜島根を原則1日1便で結ぶ「サンライズ瀬戸・出雲」のみ。一部を除いて全て個室の寝台列車です。7両と7両の2編成が連結された状態で夜の東京駅を出発し、岡山駅で7両ずつに分離。「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」となったあと、それぞれが朝の高松駅と出雲市駅に到着します。

個室の内装には住宅メーカーが携わっており、居住性は抜群。各部屋には充電用コンセントやパジャマなどが用意されています。快適なうえに、目的地によっては飛行機・新幹線よりも早く到着するため、週末や繁忙期はチケットの争奪戦が起こるほど。

リッチな旅を楽しむならクルーズトレイン

旅行資金に余裕があるなら、極上の列車旅が楽しめるクルーズトレインがおすすめ。JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」、JR九州の「ななつ星in九州」が日本の3大クルーズトレインとして有名です。

いずれも時間をかけて各管内の観光地を巡るコース設定が多く、また車両も一流ホテル並みの寝室が用意されているのが特徴です。「ななつ星」にいたっては、全室がスイートルームという豪華仕様。そのぶん値段も張りますが、それでも乗りたいという人があとを絶たず、チケットの抽選倍率は相当高い状態です。