特定の都市をブランドとして認定する取り組み「夜景ブランド」。今回はその中から、「日本新三大夜景(日本新三大夜景都市)」をご紹介します。2015年に創設されたのが、国内唯一の夜景観光事業団体「夜景観光コンベンション・ビューロー」。同団体から3年に一度、「日本新三大夜景」が選ばれます。
3年ごとに更新される「新三大夜景」とは
「日本新三大夜景」が3年ごとに更新されるのは、夜景の魅力が急速に変化するため。夜景を取り巻く環境の変化によって、魅力度は日々変わります。選定は全国の「夜景観光士」による投票をもとにおこなわれ、集計結果により上位3都市が選ばれます。
ちなみに国内ではなく、2012年にブランド化された「世界新三大夜景」ではモナコ・香港・長崎の夜景が認定。これをきっかけに廃業寸前だった長崎のロープウェイは驚異的な来場者数を記録し、大きな復活を遂げました。「日本新三大夜景」も世界新三大夜景と同様、各都市のブランディングや観光集客に大きく貢献しています。
最新の「日本新三大夜景」
2024年12月に改選された「日本新三大夜景」で、第3位に選ばれたのは長崎市です。長崎市は西九州新幹線の開業に伴い、駅周辺の景観が大きく変化しました。夜景資源への期待も高く、世界新三大夜景に続き、日本新三大夜景都市にも選ばれた唯一の都市です。
今回初めて「日本新三大夜景」に選ばれたのが、第2位の横浜市。ヨルノヨや横浜スパークリングトワイライトなど、横浜市は夜間イベントが充実しています。新たな魅力が加わった点が高く評価されました。