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グラベルライドってこんなに過酷なの!? 「富士山の麓」濃霧の中での初レース挑戦がヤバすぎた

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


新緑がまぶしく、風の気持ち良いこの季節。ロードバイクに乗る人にとっては、まさにベストシーズンですよね。今回取り上げるのは、近年注目のグラベルライド。未舗装路ならではのダイナミックな走りと、自然を肌で感じられるところが魅力です。

グラベルライドへ初挑戦するのは、ドイツ在住のバイカーが運営するYouTubeチャンネル『KEIMASA CYCLE』。なかなか過酷なトライだったようですが、果たして無事に完走できたのでしょうか? レースの様子をのぞいてみましょう。

濃霧の中、初の富士グラベルがスタート

KEIMASA CYCLEさんが参戦したのは、富士グラベルの記念すべき第1回大会。エントリー開始直後にチケットが完売するほど注目を集めたイベントです。濃霧の立ち込めるあいにくの天候にもかかわらず、会場には約200人が集結。レース開始の掛け声とともに、いよいよスタートです。

実は今回、KEIMASA CYCLEさんは「SPD」というペダルに初挑戦。SPDとは、アウトドアスポーツメーカーSHIMANOが開発したビンディングペダルの規格のひとつで、ペダルと専用シューズを「クリート」と呼ばれる金具で固定します。足とペダルを固定することで動きのロスを減らし、効率的なペダリングが可能になりました。レース序盤ではシューズがうまく嵌まらず戸惑う場面があったものの、すぐにスムーズに走りはじめます。

絶景のはずが… 最初のフォトスポットで見納めとなった富士山

走り始めてまもなく、最初のフォトスポットに出会います。コースの途中には絶景ポイントを示すカメラマークが随所にあり、景色を楽しみながら走れるのもレースの魅力。当日はあいにくの濃霧でしたが、なんとか富士山の姿を写真に収めることに成功します。天候に恵まれず、これがこの日唯一の富士山ショットとなりました。

ドイツ在住のため、日本のバイクのブレーキ操作に慣れていないKEIMASA CYCLEさん。「怖い」と言いつつも、楽しそうにスピードを上げます。ライダー視点の映像は、疾走感と迫力がたっぷり。木のトンネルを抜け、障害物はバイクを降りてくぐって通過しました。

雨の強弱によってレインウェアを着たり脱いだりと、天候の変化に対応しながら進むのもグラベルライドの醍醐味。この日試乗しているCANYONの「GRAIL CF SL7」は衝撃吸収性の高いタイヤで、凹凸の多い道でも力強く走っていきます。