陸上を走るバスと水上を移動できる船の2つの機能を持ち合わせた「水陸両用バス」。日本ではまだまだ珍しい乗り物ですが、陸上と水上の両方から景色を楽しめるとあって注目度も高まっています。一風変わった体験ができる水陸両用バスの魅力を、おすすめのツアースポットと合わせてご紹介しましょう。
シームレスな移動で非日常の体験ができる水陸両用バス
水陸両用バスの動力はディーゼルエンジンで、陸上では通常のバスと同様にタイヤで走行。そして、水上においては車体に取り付けられているスクリューを稼働させて航行します。

そんな水陸両用バスの大きな魅力として挙げられるのが、乗り換えなしで陸上から水上へとシームレスに移動できること。街中の観光名所を楽しんだ後には、乗り降りの手間なくそのまま水面からの景観を満喫できます。何より、バスが入水するときにあがる波しぶきは迫力満点。アトラクション性も高く、非日常を体験できる点も水陸両用バスならではと言えるでしょう。
東京や横浜で楽しめる迫力のスプラッシュイン
水陸両用バスを用いた観光ツアーは国内の色々な場所で企画されています。たとえば日の丸自動車興業が運行する「スカイダック」では、東京や横浜で名所を駆け抜けるツアーを開催。

「お台場パノラマコース」では、お台場SKYセンター前を起点にお台場海浜公園などを巡ります。公園に立つ自由の女神像を過ぎたら、ついにスプラッシュイン。海上からは、大井ふ頭のクレーン・コンテナ群や東京湾岸の景色を望むことができます。また、真下から眺めることができるレインボーブリッジも見逃せません。

「横浜みなとコース」の方は、日本丸メモリアルパークから出発し、横浜三塔や赤レンガ倉庫、コスモワールドを巡ります。その後に運河へとダイブ。みなとみらい21の景色やコスモクロック、大さん橋など見どころ満載のコースです。