水族館では、水辺に棲む生き物たちを見て楽しむことができますよね。そんな世界をさらにリアルに感じることができるのが「海中展望塔」。国内には7つの海中展望塔があり、珍しい魚や巨大な魚を間近で見ることができます。まるで本当に海の中を散歩しているような体験ができる、おすすめの「海中展望塔」をご紹介しましょう。
サメに遭遇することもある「かつうら海中公園海中展望塔」
海中展望塔とはその名の通り海の中に建つ展望塔で、塔の窓からはダイバーになった気分で魚たちの様子を観察することができます。水槽に囲まれた水族館とは異なり、自由で広大な自然の世界が楽しめるのが魅力。そのためいつでも特定の魚が見られるわけではなく、1日のうちでも時間によって、また季節や潮流などのタイミングで違った種類の魚が見られ、数も異なります。

リアス式海岸の景勝地・千葉県勝浦市の「かつうら海中公園海中展望塔」には、高さ24.4m、水深8mの海中展望塔が。長いらせん階段を降りると、海中を覗く窓がたくさん設置されています。窓の上には魚の種類が描かれたパネルがあり、窓から見えた魚の名前をさがすのも楽しみのひとつ。また、餌やりの時間には一気に群がる魚を鑑賞できたり、時にはサメに遭遇するなんてこともあるようです。

熱帯に生息する生物が観察できる「串本海中公園海中展望塔」
和歌山県東牟婁郡にある串本海中公園には、水族館を出た先の海岸から140mの沖合に、水深6.3mの海中景観を楽しめる「串本海中公園海中展望塔」があります。串本海中公園周辺は、近くを流れる黒潮の影響を受けることで冬でも15℃を下回ることがありません。さらに透明度も抜群なため、海の生物を観察するのにピッタリの場所と言えるでしょう。

塔内には360度ぐるりと観察窓が並び、テーブルサンゴを中心としたサンゴ類やメジナの群れ、熱帯・亜熱帯のカラフルな生き物を見ることが可能。また、これまでに270種以上の魚が観察されており、秋には一度の観察で70種以上の魚が見られたこともあります。

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