山名札が一切ない謎
この尾根ルートには、「鬼ヶ島」「水無山」「高尾山」という3つのピークがあるのですが、そのどこにも山名札がありません。
ずっと以前はつけられていたと思うので、誰かが意図的に外したのか、それともあまりに誰も来ないので、いつの間にか朽ちてなくなってしまったのか。どんなマイナールートでも、山名のついたピークには、誰かが作った札がかかっているものなので、ちょっと謎です。ルートを示す、テープの類も一切ありません。
踏み跡は比較的明瞭で、まったく誰も歩いてないってことはなさそうなんだけど。木々のすき間から、北側の景色が見えました。六甲山北麓の住宅街です。

一番高い「高尾山」739mを越えると、踏み跡がほぼないくらいに草で埋もれていて、ルートファインディングが少々困難。時折GPSで位置確認をしながら、高尾山の西隣にある仏谷峠へ下りました。
折り返し地点「逢ヶ山」
そして本日最後の山、逢ヶ山へと登り返し。この山もかなりのマイナー山で、踏み跡はうっすら。ココも山名札はなく、山頂と思われるあたりに草に埋もれるように三角点がありました。

神鉄有馬口駅を出発してからここまで、まったく誰にも会わず。六甲山でも南側斜面だとなかなかそういうことはありません。
誰もいないし、道はわかりにくいけど、地図を見ながらウロウロするのは楽しいです。蜘蛛の巣には閉口するけど。
計画通り、周回コースで無事4座に登頂し、有馬口駅を目指して下山します。ふと足元を見ると、ミッキーマウスの顔みたいなカタチの葉っぱが。

もう花は終わってる時期ですが、「アリマウマノスズクサ」というつる植物で、とても面白いカタチの花を咲かせます。
命名者は、日本の植物学の父と呼ばれている牧野富太郎博士。有馬の近くで発見したことからこう名付けられたとか。そういえばココも有馬の近くやん。また花の頃に逢いに来たいな。

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