神秘的な水をたたえた「雄高座岩」
雌高座岩と同じく、まわりからぐっと立ち上がった形状で、上はだだっ広くて平らな広場状。どうしてこういう形状の岩ばかりあるのか、気になってしかたない。

雌高座より広いはずなんですが、よくわからない。そして、たっぷりと水をたたえた穴があいてます。
「寿命水」と呼ばれているそうで、「この水で洗うと疱瘡(天然痘)が痕も残らずきれいに治る」という言い伝えがあるそう。また、この岩に17日間籠って祈ると子どもを授かるとか。
ちなみに、景色はまったく見えません。神功皇后も安徳天皇も、ここへ景色を眺めに来られたはずなんですが。
さて、目的の二つの岩を見つけることができたし、このまま尾根をずっと詰めて、縦走スタイルで反対側の端まで行ってみましょう。この先にも、独特の岩がたくさんありました。そして蜘蛛の巣も……。

湖底で堆積して形成された地層なので、丸い小石がたくさん埋まっています。この付近では化石がたくさん発見されているそうなのですが、どうやら化石を見つける目を持ち合わせていないみたいで、ひとつも見つかりませんでした。
そして、そこから先も、道は非常に不明瞭で、うろうろ迷いながら、なんとか反対側の道へ出ることができました。登山口である高速道路の脇から、反対側の民家があるところまで、一切人には会わず。ただただ蜘蛛の巣と戦っていました。面白いスポットなんだけどなぁ。歴史浪漫探索、いかがでしょうか。これから冬になれば、蜘蛛の巣もましになると思うんですけど。

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