いよいよ12月、師走に突入です。秋も深まり日照時間も短くなってきました。11月最後の週末に神奈川県山北町にある丹沢湖に流れ込む玄倉川(くろくらがわ)にある美しいユーシン渓谷の紅葉とブルーの美水を楽しみに行ってきました。

ユーシン渓谷に行ったことがある還暦仲間と一緒にはじめてのユーシンブルー体験を期待して、ワクワク感に包まれながら真っ暗な時刻に起床してクルマで出発です。途中大井松田IC近くの国道246号線から朝焼けに染まる雪深き富士山も拝めて朝起きは三文の徳でした。幸先良き秋旅の予感です。
ウユニ塩湖に負けず劣らず湖面に映る紅葉の山並みと丹沢湖
神縄トンネル近くで湖面に映る紅葉の山並み風景と丹沢湖を激写しました。鏡のようなウユニ塩湖に負けず劣らず(ちょっと大袈裟ですが)の美しい丹沢湖でした。丹沢湖の奥にある玄倉(くろくら)バス停近くにある無料駐車場にクルマを停めてスタートです。駐車場にはなんとクマ駆除のために猟友会の方とおぼしき人が多数見られました。

美しいモノには棘があるといいます。ユーシン渓谷はロマンチックな言葉の響きがありますが過酷で急峻な渓谷で「丹沢黒部」と呼ばれたこともあるとか。深い峡谷にある玄倉林道を行くため注意が必要です。県営林道は一般車両(二輪車および自転車を含む)通行禁止です。

土砂崩れや落石注意の林道ハイク
歩くのは容易な林道ですが過去に何度も全面通行止めになっていたり、大きな水難事故もありました。調べてみると2024年11月に歩行者の通行規制が解除されたのだとか。とりわけ土砂崩れや落石に注意です。今は熊出没の恐れもあって警戒しつつ還暦仲間とともに熊鈴鳴らして途切れるこのない会話でこちらの存在をアピールしながら歩きました。

丹沢大山国定公園にある丹沢の秘境がユーシン渓谷です。深き谷の山肌はキレイに紅葉していて見応え満点でした。歩きながら見渡す丹沢山地の主要な山々、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸などが脇を固めて、渓谷と山並みと蛇行する川が織りなす風景は上高地、黒部、西沢渓谷などにも見劣りしない美形でした。
色鮮やかなユーシンブルーに魅せられる
ユーシンブルーとは玄倉ダム(第一発電所)や熊木(くまき、第二発電所)ダムの貯水場所に見られる鮮やかな青色の通称なのだとか。とすると残念ながら今回はダム放流中で見られませんでした。と言うことになるのですが、いやいや所々に川のよどみがあって水深がやや深い場所がありました。

水底が見えるほど透明で緑の藻も見えます。白亜の岩石や大きな石が撮影のためのレフ板の役割をしてくれてキレイなブルーが楽しめました。

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