藤沢遊行寺ライトアップ~遊行の光~が2025年12月6日(土)〜14日(日)まで開催されました。さっそく藤沢駅から江の島道を歩いて開山700年を祝う遊行寺の光り輝くライトアップを見て来ました。
ライトアップされた大イチョウが幻想的
箱根駅伝でも知られる遊行寺の坂は約800メートルで標高差約30メートルの急坂です。毎年箱根駅伝の選手が近くを通る遊行寺では樹齢約700年高さ約21mを誇る大イチョウが見事に紅葉していました。黄色い葉がライトアップで輝き、訪れた子どもたちが大イチョウの下で落ちた黄色の葉っぱを掴んでは散らして遊んでいました。

お寺の本堂の屋根には「光」の文字がクッキリと浮かんでいます。遊行寺へ向かう途中の藤沢橋からもしっかり希望の「光」の文字が見えました。筆者は近くの藤沢小学校卒の還暦オヤジですが、子供の頃はよく遊び場として駆けずり回っていたのが遊行寺でなんとも懐かしい遊び場でした。
遊行四代呑海上人藤沢に開いた遊行寺
調べてみると時宗開祖の一遍上人から数えて4代目の呑海上人開山の時宗総本山が遊行寺です。建物の大部分は関東大震災後に復興されたそうですが、中雀門だけは江戸時代からのもので向唐門造りになっている貴重な門だそうです。

こちらもしっかりライトアップされていました。よく整えられた放生池も映り込むモミジ、本堂、橋と優美な古都鎌倉、京都にも負けない池の水面がライトラップされているからこそ綺麗に浮かび上がって見えました。
ふじさわ宿交流館で来館記念スタンプをゲット
藤沢遊行寺のライトアップは今年で2回目の開催です。とても厳かな時間が過ごせる夜のお寺でした。師走の忙しいときを忘れてホッと心なごめるライトアップでした。ライトアップを堪能した後にふじさわ宿交流館で来館記念スタンプを押してもらいました。

今でも東海道線、小田急線、江ノ電と電車が交わる藤沢は昔からいろんな道の交わる場所だったことを改めて教えていただきました。
遊行寺のライトアップをぜひご堪能ください
東海道、鎌倉道、江の島道、八王子道、厚木道、大山道と藤沢宿からいろんな場所に街道が伸びていたんですね。藤沢宿は江の島や大山への分岐点でした。天保14年(1843年)には人数は4089人、家数は919軒、うち本陣、脇本陣が坂戸町に1軒ずつあって、旅籠屋も45宿もあったと記録されているそうです。冬の夜に遊行寺の光、ライトアップに誘われて訪れてみて学ぶことの多い一日でした。


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