ソトラバ

テントに侵入する冷気をカット! あったかく寝るための必須テクニックとは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

マットを選ぶときは「R値」もチェック

なお、マットには「R値」という断熱性能を表す数値があります。R値が大きいほど、断熱効果が高いことを示しています。「冬なら、R値が4以上のものがオススメです。マットを選ぶ際は、R値もチェックしてください」(加藤さん)

店内のパネル

また、R値は合算できるそうです。例えば、R値が「2」のマットを2枚持っていたとします。この場合、足すと「4」になるので、重ねて使えば「4」相当の断熱効果が得られるということです。もし、手持ちのマットのR値が低めだったとしても、もう1枚足して、「4」以上になれば、冬季でも対応できるわけですね。

コットなら地面から離れて影響を受けにくい

マット以外の冷気カット対策として、コットを使う方法もあります。コットは、簡易なベッドのようなもので、座ったり寝転んだりとさまざまに活用できます。

コット

「生地がピンと張られていて、コットの上で横になると自分の体に合わせて沈むために安定感があるんです」と加藤さん。地面からも離れているため、下からの冷気の影響を受けにくいのがメリットです。

また、地面から離れていることで虫対策にもなります。虫嫌いな人は、季節を問わず、活用するといいかもしれません。ただ、コットは折り畳んでもけっこうなサイズ感なので、持ち運びや車への積載は事前に要チェックです。このように、テントでの冷気対策はマットやコットが有効です。特にマットがあると寝心地も大きく変わるので、必ず準備しておきましょう。

【取材協力】
アルペントーキョー [Alpen TOKYO] アルペンアウトドアーズフラッグシップストア新宿店(東京都新宿区新宿3-23-7 ユニカビル)
https://store.alpen-group.jp/

加藤さん

加藤祥太さん
【プロフィール】アウトドアブームに乗り遅れまいと、7~8年前にキャンプに挑戦。一気にハマり、いまでは月1回ペースでソロキャンプを楽しんでいる。焚き火も大好物で、調理師免許を生かしたオリジナル料理とお酒でまったり過ごすのが最高のひととき!