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冬の立ち往生から命を守る! Bears Rockが提案する「車載用防災セット」の新基準とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


冬のドライブにおいて、最も恐ろしいのは予期せぬ積雪による立ち往生です。暖房を切った車内は想像を絶する早さで冷え込み、備えの有無が安全を大きく左右します。アウトドアブランド「Bears Rock」は、そんな冬の“もしも”に特化した防災セットを開発しました。

実体験から生まれた「車中泊避難」という確かな備え

本製品の開発背景には、スタッフ自身が経験した「通常2時間の道が、大雪で12時間かかった」という壮絶な実体験があります。ガソリン不足で暖房を切らざるを得ない極限状態において、命を繋ぐのは物理的な「暖」です。

「車を捨てて吹雪の中を歩く」というリスクを避け、救援や天候の回復を車内で安全に待つ。そのために必要なのは、キャンプメーカーとしてのノウハウが詰まった本格的な防寒装備でした。

極寒をしのぐ!-15℃対応寝袋とフリースの二重構造

セットの核となるのは、特許取得の「ドラフトフード」を備えたセンタージッパー寝袋です。本製品は徹底した冷気遮断を追求し、首回りにフィットする形状で熱を逃がさず、包み込まれるような暖かさを実現。

また、センタージップにより車内の狭いスペースでも出入りがスムーズ。さらに、寝袋に入ったまま手を出せるファスナーを装備し、スマホ操作や飲食も体温を逃さず行うことができます。なお、付属のインナーシュラフは、バックルベルトを使うことで「ポンチョ」としても使用可能。避難時の移動中も暖かさをキープできます。

停滞時を支える、厳選された「防災13アイテム」

寝袋以外にも、一晩をしのぐために欠かせない用品がコンパクトにまとめられています。まずは、視界と衛生の確保として、両手が自由になるLEDヘッドライトやランタン、そして緊急時に最も困る「非常用簡易トイレ」を同梱するほか、即効性の暖かさを実現するカイロ3個と専用のカイロ袋も備え、手足の先まで冷えから守ります。さらに中綿には、湿気に強く、長期間車内に積んでいてもへたりにくい化学繊維を採用。カビや劣化にも強く、いざという時にすぐ使える品質を維持します。

「まさか」の瞬間に寄り添うBears Rockの願い

Bears Rockが目指すのは、単なる製品販売ではなく、すべての人に「安心という選択肢」を持ってもらうことです。山陽地方のような雪が少ない地域でも、ひとたび寒波が来れば道路は麻痺します。

「必ずしも当セットでなくてもいい、何か一つでも車内に暖をとれるものを備えてほしい」というメーカーの切実な願いが込められたこのセット。冬の移動を共にする大切な人や自分自身を守るための、新しいマナーと言えるかもしれません。