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宇宙の「機構美」を視覚化! 世界限定150台のスケルトン・スマート望遠鏡「Vespera II-X Edition」が示す天体観測の新境地とは

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サイトロンジャパンは、2026年1月8日、フランスVaonis(ヴァオニス)社が開発した全自動スマート天体観測ステーションの世界150台限定モデル「Vespera II-X Edition」を発売いたしました。「宇宙を身近に、そして美しく」という哲学を掲げるVaonisが、内部機構をあえて露出させる「スケルトン外装」を採用した背景には、テクノロジーと芸術の融合を求める飽くなき探求心がありました。

スマート望遠鏡が変えた「星空の見方」

天体観測の世界は、今まさに革命の真っ只中にあります。かつて、星雲や銀河を観測するためには、重厚な赤道儀の設置、精密な極軸合わせ、そして繊細なピント調整という、専門知識と膨大な時間を要する儀式が必要でした。しかし、Vaonis社が2020年に初代「Vespera」を発表して以来、その常識は一変しました。

スマートフォンの専用アプリ一つで、望遠鏡が自ら位置を特定し、星を追い、光を蓄積して鮮明なフルカラー画像を生成する。この「全自動天体観測ステーション」という概念は、天文学をベランダや庭先、あるいは旅先で楽しむ身近なエンターテインメントへと昇華させました。そして2026年。Vaonisは、その技術的完成度を自ら証明するかのような、極めて象徴的なモデルを発表しました。それが、世界限定150台のみ製造される「Vespera II-X Edition」です。

スケルトンデザインが映し出す「完璧なる機構美」

本モデル最大の特徴は、何といってもその「透明なシェル」にあります。これまで乳白色のミニマルな筐体に包まれていたVesperaの内部構造が、ありのままに視覚化されています。「Vespera II-X Edition」のスケルトン外装は、単なるデザイン上の意図を超え、ユーザーに「教育的な発見」を提供し、レンズが静かに夜空を仰ぎ、モーターが極めて微細なステップで星を追尾。

光がレンズを通り、いかにしてSONY製の高感度センサーへと導かれるのか。 これまでブラックボックスであったスマート望遠鏡の「中身」を見せることは、Vaonis社が自社のメカニズムに対して絶対的な自信を持っていることの裏返しでもあります。

精密さと信頼性の象徴

限定150台という極めて希少な各ユニットには、シリアルナンバーが刻まれています。乳白色の透明シェル越しに見える複雑な配線や基板、ギアの噛み合わせは、さながら高級機械式時計のような機能美を醸し出し、所有する喜びを最大化します。これは単なる観測機材ではなく、天文学を愛するコレクターのための「アートピース」と言えるでしょう。

光を芸術へと変える「ENSテクノロジー」の真髄

外観の美しさに目を奪われがちですが、中身は現行のフラッグシップ「Vespera II」の最高スペックを継承しています。Vaonis独自の「ENS(Electronic Night Sky)」テクノロジーが、他の追随を許さないユーザー体験を実現。

これまで、スマート望遠鏡の弱点とされていた「画角の狭さ」を、Vaonisは独自の特許技術「CovalENS(コバレンス)」により解決。これは、望遠鏡が自動的に少しずつ角度を変えながら撮影を繰り返し、それらをリアルタイムで合成(ステッチ)する技術です。これにより、従来は入り切らなかった巨大なアンドロメダ銀河やオリオン星雲の全貌を、パノラマ画像のように高精細に捉えることが可能です。