フィッシンググローブには指先の保護やグリップの安定などの役割があり、釣りを楽しむためのマストアイテムといっても過言ではありません。ところがいざ選ぼうと思っても、色々な種類があって迷ってしまう方も多いのでは? 今回は、そんなフィッシンググローブの選び方をチェックしていきましょう。
フィッシンググローブの形状は大別すると3タイプ
まずご紹介するのは「フルフィンガー」タイプと呼ばれるもの。指先がすっぽり覆われているため、高い防寒性や保護性が特徴です。冬場や寒い場所での釣りに適している反面、エサ付けなどの細かい作業はやりにくくなります。まだ細かな作業に慣れていない方は、扱いづらいと感じるかもしれません。

作業のやりやすさや手の感覚にフォーカスしたカットタイプ
一方指が露出しているものは2タイプに分かれます。「3フィンガーレス」「3本カット」と呼ばれるタイプは、親指・人差し指・中指の指先がカットされたグローブ。フルフィンガータイプが苦手とする、エサ付けや仕掛けづくりなどをスムーズにおこなえるのが特徴です。薬指と小指が覆われているため、グリップのホールド力にも優れています。

ここまでメリットばかりのように思えますが、3本の指が露出していることによるデメリットも。釣り糸を押さえる際などに痛みを感じるほか、岩場や魚の鋭利なヒレによるケガのリスクがあることは留意しましょう。

「フルフィンガーレス」「5本カットグローブ」と呼ばれるグローブは、全ての指先が露出しているタイプ。最も素手の感覚に近いので、細かな作業や着脱が楽におこなえます。しかし夏場やライトゲーム(軽量なルアーやタックルを使って小型魚を狙う釣り)には適している一方、重量級の釣りには不向きです。