近年は便利な設備が整っていたり、レンタル用品が充実していたりと、初心者でも気軽に訪れやすいキャンプ場が数多くあります。しかしアウトドアの経験を重ねていくと、もっと自然に近い環境で過ごしてみたいと思ったり、いつもと変わったテイストのキャンプ場を訪れてみたいと思う人も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、よりいつもと違った特別感に注目した九州エリアのキャンプ場を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
森の中の貸し切りサウナで身も心もととのう……
【施設名】吉原ごんべえ村(熊本県阿蘇郡)

熊本県阿蘇の南小国の奥深く、台風で倒れた杉山に25年かけて造られたのが「吉原ごんべえ村」です。昔ながらの里山の風景に、築150年の茅葺き屋根の民宿とキャンプ場が。田畑では農薬不使用の野菜やお米を育てており、野菜の収穫体験や、かまどで炊いたお米でおにぎり作りなども体験できます。ポニー舎ではマスコットポニーの「ガンちゃん」との触れ合いや乗馬体験も。
眺めの良いオートキャンプサイト、全天候型ドームテント、身軽に宿泊できるバンガローやミニログなど、宿泊スタイルを目的に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。山の傾斜を活かしたキャンプサイトは、綺麗な夕日や阿蘇の山々を一望できる絶景スポット。四季折々の表情を眺めながらゆったりとした時間を過ごせますよ。
敷地内には2500㎡の森ごと貸し切れるフィンランド式サウナが。本場フィンランドの薪ストーブを使用し、セルフロウリュウも楽しめます。豊かな自然に包まれながらの本格的なサウナ体験で、贅沢な自分時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【データ】
■施設名:吉原ごんべえ村
■住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺5113
■営業期間:通年営業
■URL:https://www.gonbemura.com/index.html
「宇佐のマチュピチュ」の絶景を堪能
【施設名】よかろうパークキャンプ場(大分県宇佐市)

次は、宇佐市南部の山間部、「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれる西椎屋地区の上部に位置する「よかろうパークキャンプ場」をご紹介。多くのキャンプ場では直火NGとされていますが、よかろうパークキャンプ場は直火で焚き火が可能な貴重なキャンプ場です。キャンプファイヤーの設営もしてもらえるので、家族や友人と行けば盛り上がるはず。
80の多彩なロケーションのオートサイトに加え、18のバンガローもあり、悪天候でも快適に過ごせます。山沿いのキャンプサイトからは日の出や日の入り、満点の星空を堪能できますよ。またアスレチックが設置された公園内にもサイトがあるので、子どもが遊んでいる横でテントの設営も可能。バンガローは清流沿いなので夏季は涼しく、冬は灯油ストーブのレンタルで温かく過ごせます。
キャンプ上級者におすすめしたいのが、究極の野営サイトと言われている山中サイトです。山の稜線にあり、周囲にはたくさんの赤松の倒木が。トイレ、炊事場はなしであえて薪は用意せず、ノコギリや斧、鉈、水、食料を持参してサバイバル体験ができます。設備が整ったキャンプに飽きてしまった人はぜひ挑戦を。
【データ】
■施設名:よかろうパークキャンプ場
■住所:大分県宇佐市院内町羽馬礼15
■営業期間:通年営業
■URL:https://yokalowparkcampsite.jimdofree.com/