花粉シーズンや梅雨を抜けると、アウトドアにぴったりな季節がやってきます。とはいえ、日差しの強い時期に気になるのが紫外線。そんな季節に注目したいのが、衣服に表示される紫外線対策の指標「UPF」です。今回はこの「UPF」に加えて、「紫外線遮蔽率」や「SPF」といった他の紫外線対策の指標についても解説。万全の紫外線対策で、快適なアウトドアを楽しみましょう。
「UPF」とは紫外線保護指数
UPF(UltraViolet Protection Factor)とは、紫外線保護指数のこと。衣服に対して表示される指標で、値が高いほど紫外線を遮る効果が高くなります。UPFの値は15から50+まで。例えばUPF50の場合、紫外線のうち肌に届くのは50分の1。つまり約98%の紫外線をカットできるという意味です。UPF50+は、UPF値が50を超える製品に表示され、非常に高い紫外線防止効果があることを示しています。

アウトドア用の服選びはUPFをチェックしよう
日差しの強い季節にアウトドアを快適に楽しむには、紫外線対策を意識した服選びが大切。環境に合った機能的な服装を選べば、屋外での時間をより快適に過ごせます。

紫外線が弱い日にはUPF15以上、やや強い日にはUPF25以上、特に強い日にはUPF30以上の衣類を選ぶのが目安。THE NORTH FACE、L.L.Bean、Patagoniaなど、アウトドアファンに人気のブランドからは、UPF値が高く吸汗速乾性に優れたシャツが多数販売されています。活動スタイルや活動シーンに合わせて、機能性とデザインのバランスがとれた一着を見つけましょう。