2025年7月26日(土)、27日(日)の2日間、東京ビッグサイトを舞台に「東京キャンピングカーショー2025」が開催されました。同イベントは都内最大級のキャンピングカーの祭典として知られ、103社が出展し、合計238台もの車両が展示されました。
2日間の開催で2万人を数える来場者数を記録するなど、依然として継続するキャンピングカー人気の高さを証明しました。会場では車両展示のほかにも田村淳さんやベッキーさん、田中美奈子さんなど豪華ゲストによるトークショーも行われ大盛況を呈していました。そこで、今回もソトラバ編集部が会場へ潜入し独断と偏見で選んだ“気になるキャンピングカー”をご紹介して行きたいと思います。
トイファクトリーが新型モデル「Brugge」をお披露目
まず最初にご紹介するキャンピングカーはトイファクトリーからリリースされた2025年の新型モデル「Brugge(ブルージュ)」です。このモデルはフィアットプロフェッショナル・デュカトをベースにしたファミリー向けの一台。

最近の傾向としてデュカトをベースにした車両は2名使用を目的としたモデルが多く、意外とファミリー向けが少ないと言われています。しかし、このブルージュは家族が快適に過ごせる居住空間が与えられ、5名乗車・4名就寝仕様に設定されています。
余裕あふれる広々空間が魅力
車内に入ると贅沢なホテルを思わせるスペースが広がります。ベース車両は全長約6mを誇るデュカトL3H2がベースであり車内空間は広々とし、余裕のある天井高に驚くことでしょう。基本的なレイアウトは通常の「ドライブモード」、旅先で寛ぐための「リビングモード」、就寝時の「スリープモード」の3つのモードとなりシーンに合わせたスタイルへと変身させることができます。

クイーンサイズのベッドで旅の疲れを癒せる
フロント部の運転席と助手席は、後ろ向きに反転させることが可能で2つの独立したチェアとして利用することができ、中央部分のテーブルを挟んで簡易ベッドにもなるセカンドシートと合わせれば、広々としたリビングルームとして機能します。その後方部分にはトイレとして使える個室(マルチルーム)が置かれ、通路を挟んで向かい合うようにキッチンスペースが設けられています。

車両の後方部分は常設の2段ベッドとなり、上段がW1300mm~1600mm×L1930mm、下段がW1390mm~1600mm×L1790mmとなり、クイーンサイズ並みの広さが最大の魅力になっています。前項でも解説しましたが、ソファとして使用するセカンドシートは背もたれを倒して展開すればW975mm×L1200mmのエクストラベッドとして使用できるので、カタログ上は4人就寝になっていますが、5人家族でも問題なく車中泊が楽しめます。