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いま「ダイバーズウォッチ」が人気拡大中 アウトドア全般に使える「優れた機能」とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


ここ最近はファッションアイテムとしても取り入れられることの多い「ダイバーズウォッチ」。もともとはプロのダイバーが潜水時に使うために作られたもので、過酷な環境下でも使い続けられる丈夫さが特徴です。ダイバーズウォッチの何が優れているのか、改めて見ていきましょう。

一番の特徴は高い防水性

通常のスポーツウォッチとの大きな違いは防水性。一般的に防水性能の表記には「○○気圧」という単位が使われますが、ダイバーズウォッチでは「潜水用○○m防水」のように記載されます。これはJIS(日本工業規格)の「潜水用防水時計」の規格に基づく、水中で長時間使うことを前提とした表記です。

ダイバーズウォッチの回転ベゼルを操作

いっぽうで、JIS(日本工業規格)のほかに「ISO 6425」という国際規格に準拠した「Diver’s Watch」と表記される場合もあります。国内外を問わず、このISO表記は高い信頼性の目安として広く使われており、特に海外ブランドでは一般的です。主にアウトドアでの用途を想定している際には、どちらかの基準を満たしていることをチェックしておくと安心でしょう。

「回転ベゼル」とは

もうひとつ、ダイバーズウォッチの大きな特徴が「回転ベゼル」です。ベゼルとは「60」「40」などの分数が刻まれた時計のフレーム部分のこと。ダイバーズウォッチのベゼルは手動で回せるようになっており、ベゼルの0位置を分針に合わせておくと、潜水開始からの経過時間を計ることができます。

ダイバーズウォッチの回転ベゼル部分

本格的なダイバーズウォッチでは「逆回転防止ベゼル」という、反時計回りにしか回転しないベゼルが搭載されたモデルも。衝撃や誤作動によりベゼルが時計回りに動き、潜水時間を誤認してしまうことがないよう工夫されています。

ねじ込み式リューズで水の侵入を防止

リューズとは時計の時間を調整するためのつまみのことです。一般的な時計では押し込み式が多く採用されますが、ダイバーズウォッチのリューズは水の侵入を防ぐため、ねじ込み式であることがほとんど。リューズをしっかりとねじ込むことで時計の内部を密封し、高い気圧の水中でも内部に水が入るリスクを最小限に抑えています。

ダイバーズウォッチ

また、水中でも視認しやすいよう、針や文字盤に蓄光塗料が施されているモデルが多いことも特徴。水中だけでなく、夜のキャンプや薄暗い場所でもストレスなく時間を確認できます。こうした細部への配慮がアウトドアウォッチとしての使いやすさにつながっています。

ダイバーズウォッチの蓄光機能

海でのレジャーはもちろん、山登りやキャンプなどあらゆるアウトドアシーンで活躍する「ダイバーズウォッチ」。高い防水性能や視認性、誤作動を防ぐ工夫など、自然の中での使用に特化したつくりが魅力です。選ぶ際は規格や機能をよく確認して、ぜひ自分に合ったものを見つけてみてください。