日本には、息をのむような壮大な景色を誇る「日本三大○○」がたくさんありますよね。しかし中には、まだ一般的にあまり知られていない場所も。そのひとつが「日本小貝3名所」です。それぞれの魅力を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ピンクの桜貝と海辺のアクティビティが魅力
「日本小貝三名所」とは、美しい貝殻が豊富に打ち上げられる美しい海岸のことです。まず1つ目の海岸は、神奈川県にある「由比ヶ浜」。淡いピンク色が特徴の桜貝が、波打ち際に多く打ち上げられます。かわいらしい見た目の桜貝はお土産品としても人気。アクセサリーやハーバリウムにも利用されています。

由比ヶ浜は夕日の絶景スポットとしても有名。とくに、海と空を茜色に染めながら稲村ケ崎方面に沈む夕日は必見です。
また、由比ヶ浜は鎌倉エリアで屈指の人気を誇る海水浴場。海水浴シーズンには、遊泳時間中もサーフィンを楽しめる「ソフトボードエリア」が開設されます。これまで朝と夕方に限定されていたサーフィンが、ソフトボードなどの利用で日中も可能に。気軽にマリンアクティビティを満喫できます。
貝殻と万葉の歴史が彩る景勝地
2つ目は和歌山県にある「和歌浦」です。こちらも桜貝や色とりどりの貝殻が拾えることで有名。和歌川右岸に位置する「片男波海岸」と左岸の「浜の宮ビーチ」では拾える貝の種類が異なり、拾い比べて楽しむことができます。

「万葉集」に数多くの歌が詠まれた、和歌の聖地でもある和歌浦。和歌の神様を祀る「玉津島神社」や万葉歌に読まれた「奠供山」など、万葉集ゆかりの観光スポットが点在しています。

また、和歌浦の景色は日本遺産にも認定されています。なかでも、海に浮かぶ小さな島「妹背山」山頂からの眺めは絶景。他にも、断崖に立ち紀伊水道を一望できる「雑賀崎灯台」や、穴の開いた奇岩とも言われる「蓬莱岩」など見どころ満載です。