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雄大で美しい景色に圧倒される! 川と海が生んだ絶景の競演「日本三大渓」の魅力とは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


日本百景に数えられる奇岩と絶景を満喫

まずご紹介するのは、岩手県一関市の「猊鼻渓(げいびけい)」。砂鉄川の浸食によってできた渓谷で、日本百景のひとつとしても有名です。石灰岩の絶壁は高さ50メートルをゆうに超え、奇岩や洞窟、滝などの迫力ある絶景が広がります。

そんな猊鼻渓の名物は舟下り。船頭が棹一本で操る舟に乗り、四季折々のイベントや眺望を楽しみましょう。船着き場の散策道を進めば、「猊鼻渓」という名前の由来になった奇岩「獅子ヶ鼻」に到着。「うん玉」を崖の穴に投げ入れる運試しもできて、自分の足でも舟に乗っても楽しめるのが良いですね。ペットと一緒のお出かけや車いすでの乗船も可能なので、予約の際にはぜひご確認を。

四季折々の自然だけじゃない? 耶馬渓ならではの見どころ

大分県中津市の「耶馬渓(やばけい)」は京都の嵐山、栃木の日光に並ぶ日本三大紅葉名所のひとつ。さらに春には桜、夏には新緑など、季節ごとに美しい自然が楽しめるスポットです。

そんな耶馬渓の魅力は、雄大な自然と共存している建築物の数々。重厚なアーチ橋「耶馬渓橋」は、日本唯一かつ最長の石造りの8連アーチ橋で、ここでしか見られません。

また、江戸時代に禅海和尚が手作業で堀ったトンネル「青の洞門」は、菊池寛の小説『恩讐の彼方に』の舞台として有名。耶馬渓ダム竣工を記念して造られた日本庭園「溪石園」には、耶馬渓の自然がぎゅっと凝縮されています。