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テント内のイヤ~な熱気を排除する! 意外と知らない設営時にやっておくべきコツとは

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

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キャンプに行ってテントを張り、ウキウキして中に入るとモワッとした熱気や湿気に不快感を覚えることってありますよね。とくに暑い季節はその度合いも増しますし、だからテントは嫌なんだ、という人も少なくないでしょう。かくいう筆者もそうで、寝る時間になってもなかなかテントに入りたくないのです。

なんとかテント内の熱気や湿気を取り除く、うまい方法はないものでしょうか。そこで、「WILD-1ゆめが丘ソラトス店」のキャンプ担当、中山裕麻さんに、テントの中を快適にする方法を教えていただきました。

蒸れを防ぐにはテント内の風通しを良くすることが大切

中山さんによれば、テント内が蒸れてしまう原因としては、大きく2つ挙げられると言います。「ひとつは、テント内の空気の流れが悪いから。もうひとつは、継続的にテント内に熱気が入ってきてしまうからです」(中山さん)

自宅でもそうですが、やはり部屋が密閉されていては暑さがこもってしまいます。こういったことを防ぐには、アウトドアでも風通しを良くすることが大切ということです。では、具体的にはどんなことをしたらいいでしょうか。

テントオープン

「テントの設営時に熱がこもってしまうケースが多いので、設営したら全部の入り口を開放して、空気がよく通るようにしておくのがおすすめです」(中山さん)。テントを張ったら、まずはフルオープンにしておくことが大事なようです。

また、「テントを全開にしておけば、同時に荷物の出し入れもしやすくなるメリットもありますよ」と中山さん。確かに、設営時は何かと慌ただしいのでフルオープンだと便利ですね。

扇風機を使って強制的にテント内の空気を排出

ただ、全開にしたからといって、無風な状態だったらなかなか空気が通らないですよね。「そんなときは、アウトドア用の扇風機などを使って、強制的にテント内の空気を排出させましょう」(中山さん)

扇風機は、テントの外側に向けてセットするのがポイント。運転をスタートし、テント内にこもった熱気をテントの外に吐き出させることで、うまく空気を循環させることができるようになります。扇風機は、テントサイトで涼むときにも活用できるので、夏のキャンプではぜひ用意しておきたいアイテムです。ミストを放出できるタイプもあるので、好みで選択するといいでしょう。

扇風機

なお、どんなに空気を循環させても、テントに日差しが直接当たっていては涼しくなりません。サイトの状況にもよりますが、木の陰になる場所を選ぶなど、テントを設営する場所にも配慮しましょう。