オーストラリア発祥の「TJM」とアメリ「発祥の「YAKIMA」。ともに1970年代に設立され、世界中で人気を誇るアウトドア系カーパーツブランドです。その2大メーカーが群馬パーツショー2025にデモカーを出展。数多くの製品の中から、それぞれ注目のアウトドア用アイテムを紹介します。
オーストラリア発TJM、アウトバックで鍛えた確かな作り
群馬トヨタ自動車 RV Park、GOOD OPEN AIRS myX(神奈川トヨタ自動車 マイクス横浜本店)、フレックス・ドリームの3社が扱うのは、1973年にオーストラリアで誕生したブランド「TJM」。過酷なアウトバックを走破するために生まれた製品は、まさに「本場のオーバーランダー仕様」。質実剛健な作りが魅力です。

「過酷な条件でテストを繰り返していますから、使い勝手の良さはもちろん、何より丈夫で長持ちします。本物を求める方には自信を持っておすすめできます」とは取材当日の担当者。
実際にルーフトップテントやチェアの居住性・座り心地は抜群。特にテントは厚みのあるマットと通気性の良さが光り、快適な空間が広がります。さすが「屋根の上にテントを備えなければ動物に襲われてしまう国の製品」と言えるでしょう。だからこそ日本のキャンプシーンでも大いに活躍します。

さらにサイドオーニングやリカバリーボードなど、豊富なパーツもTJMの強み。必要な装備が一式そろうラインアップで、どれから選ぶか迷うほどの充実ぶりです。
スツールにもテーブルにも! 3WAYギアと追加ライト
TJMの注目アイテムは「折り畳み式スツール&テーブル」。足置きや椅子として使えるうえ、天板をセットすればテーブルにも早変わり。他のチェアと組み合わせて足を伸ばしたり、ちょっとした小物を置いたりと活躍の幅は広く、3WAYで使えるため荷物を減らしたいキャンパーには頼もしい存在です。

さらにTJMは追加ライト類も充実。コンパクトながら明るさは十分で、ラリー仕様などにも最適。形状のバリエーションも豊富で、自分のスタイルに合ったライトを選べます。
YAKIMA初のハードシェルテント登場! LED内蔵で快適な夜を
アメリカ発祥の「YAKIMA」は、1つの国に治して1社のみ正規販売店を置く方式を採用しており、日本におけるそれはオートプロズのみ。YAKIMAといえばサーフィンやスノーボード、自転車など幅広いキャリアが有名ですが、ルーフトップテントやアウトドア製品も充実。使いやすさにこだわっているため、アウトドア初心者にも取り入れやすいのが魅力です。

今回の出展ではブランド初となるハードシェルタイプのルーフトップテントをお披露目。居住性を高めるためにマットにこだわり、結露防止対策も十分。内側にはLEDが仕込まれ、夜間でも明るさをしっかり確保できます。こうした細部の工夫こそ、YAKIMAがトップブランドであり続ける理由でしょう。
さらに注目したいのがリアゲート内の収納ボックス。MやLなど複数のサイズがあり、荷物の量に応じて組み合わせて使えます。アルミ製で強度も十分、抜群の収納力を誇ります。加えてヒッチキャリアも便利なアイテム。横開きが可能なため、リアゲートへのアクセス性を損なわないのも魅力です。

いま注目を集める「オーバーランダー仕様」。そのカスタム手法が生まれた本場のアイテムを取り入れるなら、TJMとYAKIMAはまさに王道のブランドです。本物志向のアウトドア派はぜひチェックしてみてください。
【詳しくはこちら】
◆TJM
https://trd-motorsports.jp/importparts/tjm.html
◆YAKIMA(オートプロズ)
https://www.auto-proz.com/brands/products/4