ソトラバ

地面への熱ダメージを約40%削減! フィールドに優しい「缶ストーブ」&「ファイヤーブースター」がデビュー

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


「他にはないモノづくり」をモットーに、ユニークかつ実用的なアウトドアギアを展開する田中文金属から、オリジナルブランドの「tab.」(タブ)より、大好評の人気アイテム「缶ストーブ」の最新モデル『缶ストーブEX』を2025年10月10日(木)より販売が開始されます。

シリーズ累計4万台という輝かしい販売実績を誇る「缶ストーブ」最大の特徴である高い燃焼効率はそのままに、新モデルではユーザーのみなさまから寄せられた貴重なご意見を真摯に受け止め、さらなる進化を遂げました。とくに収納性の向上と地面への熱ダメージを大幅に軽減するという二つの課題を解決し、よりフィールドにやさしい二次燃焼ストーブとして生まれ変わりました。

同時に薪の安定性や燃焼力、そして暖房力を飛躍的に高める革新的な新オプション『ファイヤーブースター』も同日発売。これにより「缶ストーブ」シリーズは、収納性、燃焼力、使いやすさの全ての面で格段に向上し、単なるキャンプギアとしてだけでなく、万が一の災害時における備えとしても、その真価を発揮する汎用性の高いアイテムへとアップデートされました。私たちは、「缶ストーブEX」と「ファイヤーブースター」がキャンパーのみなさまの様々なシーンにおいて、より安全で快適な火の体験を提供できるものと確信しています。

熱ダメージを約40%削減! フィールドに優しい設計を採用

新モデル「缶ストーブEX」における最も注目すべき進化の一つは、その脚部の改良にあります。私たちは、近年高まるアウトドアフィールドにおける環境保護への意識に応えるべく、地面への熱ダメージを最小限に抑える設計を追求しました。

具体的には、脚部を従来品よりも長くすることで、火床の位置を20mm高く設定。このわずか20mmの差が、地面への熱伝導を劇的に抑制することに成功し、大切なキャンプサイトの芝生や土壌を傷めにくい、“フィールドフレンドリー”な設計を実現しました。

実際の検証データからも、その効果は明らかです。従来品の燃焼時における直下温度が平均約76℃であったのに対し、「缶ストーブEX」では約43℃と、驚異的な約43%の熱ダメージの削減を達成しました。これによりキャンパーのみなさんにとって自然環境に最大限配慮しながら、より気軽にそして安心して焚き火を楽しむことが可能になります。

ユーザーの小さな不満を解消する「折りたたみ機構」

一方で脚の延長は収納時の課題を生み出す可能性がありました。しかし私たちはこの課題を解消するため、革新的な「折りたたみ機構」を新たに採用。使用後はワンタッチでスマートに脚を折りたたむことができる構造となり、「袋に引っかかる」「微妙にかさばる」といった、従来のユーザーから寄せられていた小さな不満点も解消されています。

この改良により持ち運びやすさと使い勝手という、相反する要素をしっかりと両立させることができ、収納時にはコンパクトにまとまり、使用時には安定感のある焚き火台として機能する、「缶ストーブEX」は、まさに理想的な進化を遂げることができました。

底網の高さ調整機能で繊細な火加減を実現

さらに「缶ストーブEX」では、底網の高さを変えられる新機能を搭載。これは、キャンパーのみなさまが使用する燃料の種類(薪、炭など)や、調理スタイルに応じて、火加減を「遠火」にも「近火」にも自在に対応させられる画期的な機能です。

繊細な火加減が求められる煮込み料理や、じっくりと焼き上げる調理はもちろんのこと、効率的な燃焼をサポートすることで、少ない燃料でも炭火を最大限に楽しむことが可能になりました。例えば、焚き火の炎でダイナミックに調理したい時は「近火」で、じっくりと炭火の遠赤外線効果を活かしたい時は「遠火」でといった具合に、シーンに合わせて最適な火の距離を調整できます。この機能は、これまで以上に幅広いアウトドアクッキングの可能性を広げ、焚き火体験をより豊かにすること間違いなしです。

「ファイヤーブースター」で豪快な焚き火体験を!

「缶ストーブEX」の登場と合わせて焚き火の火力と安定性、そして暖房性を飛躍的に向上させる新オプション「ファイヤーブースター」も同時リリースされます。同アイテムは、本体側面に設けられた330個もの空気孔が、吸気と排熱のバランスを最適化するよう設計されています。これにより、これまで以上に安定した火力を供給し、さらに高い燃焼効率を発揮します。

薪が常に最適な燃焼状態を保つことで、煙の発生を抑えつつ、ダイナミックで美しい炎を長時間楽しむことが可能になりました。また、本製品はゴトクとしての機能も兼ね備えています。鍋やフライパンを上に載せて調理する際にも、空気の流れを妨げることがなく、効率的な調理をサポートします。

特許出願中のスイング機構で長い薪も安定

「ファイヤーブースター」の画期的な特徴は、あえてゆらゆらとスイングするように設計されている点です。缶ストーブのフタを外して3本のフックで掛けるだけで簡単に設置でき、このスイング機構が、縦置きにした長い薪の不安定さを吸収し、倒れにくくします。これにより、これまで使いにくかった長い薪も安定して燃焼させることができ、より豪快で迫力のある焚き火体験を実現します。

暖房性能と収納性の両立

この「ファイヤーブースター」は、ただ燃焼効率を高めるだけでなく、遠赤外線効果と放射熱によって、ストーブ本体からの暖房としての性能も格段に向上させます。寒い季節のキャンプにおいて、より暖かく快適な空間を提供することでしょう。さらに、使用後は缶ストーブ内部にすっきりと収納できるため、装備がコンパクトにまとまります。荷物が増えがちなキャンプにおいて、この高い収納性は大きなメリットとなるはずです。

用途に応じて選べるモデルと拡張オプション

機能的に進化した「缶ストーブEX」に加え、よりシンプルに必要な機能だけを凝縮したスタンダードモデル「缶ストーブST」も同時発売されます。同アイテムは、高い燃焼効果はそのままに、扱いやすさとコストパフォーマンスに優れたモデルです。これから焚き火台の購入を検討されている入門機としても、大変おすすめできる製品となっております。

また、新オプションの「ファイヤーブースター」はもちろんのこと、既存のオプション(「缶スモーカーSE」「ワイドグリルSE」※いずれも別売)もすべて使用可能です。これにより、「缶ストーブ」シリーズは、みなさまがやりたいことに合わせて自由に組み合わせられるカスタム可能な「焚き火台」として、その楽しみ方をより一層広げます。

ユーザーの声と環境問題への対応から生まれた進化

初代「缶ストーブ」の発売から9年。おかげさまで多くの方にご愛用いただき、これまで安定した人気を博してきました。しかし、私たちは現状に満足することなく、ユーザーから寄せられる貴重なご意見に常に耳を傾けてまいりました。

とくに「長い薪が使いにくい」「炭火の時に火床が遠い」「焚き火はいいけれど、暖房力がない」といった声は度々頂いており、これらを解決することが次なる進化の鍵であると考えておりました。

また、近年のキャンプブームの裏で顕在化している「焚き火や直火による地面や芝生への熱によるダメージ」という環境問題に対しても、メーカーとしての責任を果たすべく、積極的に改良ができないかと検討を重ねてまいりました。

今回の「缶ストーブEX」と「ファイヤーブースター」の開発は、これまでのユーザーのみなさまの不便を解消すると同時に、焚き火のマナー問題にも対応する、まさに理想的な進化を遂げることができました。初心者の方でも使いやすく自然環境への影響を極力与えず、さらにはいざという場面でも役に立つ、そんな理想的なストーブが完成。この機会に各アイテムをチェックして理想的な二次燃焼ストーブで焚き火や調理などを楽しんでみてはいかがでしょうか!

【製品概要】
■製品名:缶ストーブEX(エキスパートモデル)
■価格:6,380円(税込)
■サイズ:[使用時]直径196mm × 高さ302 mm
[収納時]直径196mm× 高さ253 mm
■重量:約1.3kg
■材質:[本体]アルミメッキ鋼板、ステンレス
    [アミ]スチール(メッキ)
■製品ページ https://tanaka-bun.jp/product/%e7%bc%b6%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%96ex/

■製品名:ファイヤーブースター
■価格:2,970円(税込)
■サイズ:直径160mm×高さ155mm
■重量:約275g
■材質:ステンレス
■製品ページ:https://tanaka-bun.jp/product/firebooster/

■製品名:缶ストーブST(スタンダードモデル)
■価格:5,280円(税込)
■サイズ:直径196mm×高さ282mm
■重量:約1.1kg
■材質:[本体]アルミメッキ鋼板、ステンレス
    [アミ]スチール(メッキ)
■製品ページ: https://tanaka-bun.jp/product/%e7%bc%b6%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%bc%e3%83%96st