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紅葉・直線・砂浜をめぐる絶景! 走りで楽しむ日本の「観光ドライブルート」3選

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山や海に囲まれ、特殊な地形が多い日本。そんな日本ならではのドライブルートを走れば、車の運転もより楽しく感じられるでしょう。今回は観光スポットとしても親しまれる、おすすめのドライブルートを紹介します。

紅葉と絶景を楽しむ「いろは坂」

首都圏からアクセスしやすいのが、栃木県にある観光道路「いろは坂」。日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶルートです。上りと下りを合わせると48カ所の急カーブがあり、「いろは48文字」に由来して名付けられました。

標高差が440mあるいろは坂には、カーブごとに「い」「ろ」「は」と書かれた看板が設置されています。上り専用の第二いろは坂の途中にある明智平展望台からは、第一いろは坂を含む日光の山並みを広く見渡せ、眺望は抜群。

いろは坂

日光でもっとも美しい紅葉の名所として知られ、秋には大渋滞ができるほど多くの人でにぎわいます。渋滞時は2~3時間かかる場合もあるため、紅葉シーズンのドライブは時間に余裕を持って計画したいところです。

28kmの絶景直線ドライブルート「天に続く道」

北海道斜里町の名所となっているのが「天に続く道」。国道244号から334号へと続くルートで、直線距離は全長約28.1kmに及びます。

天に続く道のスタート地点

印象的な名前は、まっすぐな道がまるで天へと続いているように見えることから。さらに「北海道感動の瞬間100選」にも選ばれ、周囲には知床の山々が広がる絶景ドライブルートとして知られています。丘の頂上近くにはオホーツク海や田畑を一望できる展望台もあり、天の道とともに雄大な景色を楽しめるのも魅力。年に2回だけ道の延長線上に夕日が沈むという、神秘的な瞬間も見られます。

普通車で砂浜を走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」

世界的にも珍しく普通車で砂浜を走れる公道として知られるのが石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」。全長約8kmの天然の砂浜ながら、4WDでなくてもノーマルタイヤで走行可能です。マイカーやレンタカーで気軽に訪れられるため、砂浜で車と海を背景にした記念撮影も人気。車だけでなく、自転車やオートバイも走れます。

千里浜なぎさドライブウェイに停まる2台のジムニー

砂の細かさこそが、千里浜を車で走れる理由。1粒が約0.2mmと細かく、適度な水分を含むことで地面がしっかりと締まり、まるで舗装路のような硬さを持ちます。昼は車を止めてBBQや水遊び、夕方は水平線に沈む夕日を眺めるなど過ごし方はさまざま。家族連れや友人との旅行など幅広いシーンで楽しめるスポットです。

車での移動をより楽しくしてくれる観光ドライブルート。短時間でも十分に満喫できるため、近くを訪れる際には立ち寄ってみてはいかがでしょう。なお記念撮影をする際は、交通の妨げにならないよう道路事情を踏まえ、ルールを守って楽しみたいところです。

【詳しくはこちら】
◆日光市公式観光WEB(いろは坂)
https://www.nikko-kankou.org/spot/9
◆知床斜里町観光協会(天に続く道)
https://www.shiretoko.asia/detail/scenic/road_to_heaven
◆石川県観光公式サイト(千里浜なぎさドライブウェイ)
https://www.hot-ishikawa.jp/spot/detail_5818.html