eバイクの試乗レポートやバイクレース参戦動画などを配信しているYouTubeチャンネル『ワロスメン』。今回の動画では、ハンターカブ(CT125)で福島県を出発し、山形県にある栗子隧道(くりこずいどう)を目指します。ワロスメンさんが“伝説の隧道”と呼ぶ、栗子隧道の旅を見ていきましょう。
「さざえ堂」で不思議な螺旋階段を体験
福島にツーリングに来ていたワロスメンさん。まずは、春アニメの『ざつ旅-That’s Journey-』に影響されて飯盛山にやってきました。動く坂道で山に登ると、『ざつ旅』に出てきた戸ノ口堰洞穴が見えてきます。その先には、不思議な二重構造の螺旋階段を体験できる国の重要文化財・さざえ堂が。
400円を払い中に入ると、目の前に広がる螺旋階段。不思議なことに、上りと下りで誰ともすれ違わない、とてもおもしろい構造になっていました。さざえ堂を堪能したワロスメンさんはフルスロットルで山形へ向かいます。

峠道の先は明治時代の旧道「万世大路」
峠を下ったら山形県に突入しますが、市街地に入ると急に夏日に。暑さを感じながら峠道を進み、ついに万世大路の入口が見えてきました。採石場を突っ切ると万世大路に行けるようです。営業中の採石場に侵入できるなんてめったにないイベントと興奮気味のワロスメンさん。作業中のショベルカーに注意しながらゆっくり進むと、いよいよ万世大路に到着しました。

万世大路とは、明治14年に福島と山形を結ぶ道路として作られた国道で、当時は主に荷馬車が通っていました。今日の目的は万世大路の奥にある栗子隧道というトンネルです。ダートな山道をテンションマックスで進みますが、さらに道が険しくなってきたのでバイクを降りて徒歩にチェンジ。足元の悪い道を注意深く進みます。
万世大路はクルマも通っていた道なので、車幅は広めです。しかし周囲には雪も多く残り、今にもクマが出てきそうな雰囲気。怯えながら歩いていると、トンネルが見えてきました。
