12月に入ってますます寒さが身に染みる晩秋の日々です。東京からもほど近く、最近人気の静岡県熱海市の熱海梅園に紅葉狩りに行ってきました。温泉地としてもほっこり暖かい熱海は日帰りでも楽しめる人気のスポットです。熱海梅園は元々は国内初温泉療養施設、噏滊館（きゅうきかん）に併せた遊歩公園だったとか。

日本一早い早咲きの梅と日本でもっとも遅い紅葉が楽しめる庭園

茂木氏梅園記によると明治18年（1885年）4月に岩倉具視大臣の命令を受けて噏海館を落成した当時内務省の衛生局長だった長与専斎さんが提唱し、横浜の豪商・茂木さんに協力してもらって出来上がったのが熱海梅園だそうです。

今では日本一早い早咲きの梅と日本でもっとも遅い紅葉が楽しめる庭園は1886年に完成しました。梅と楓・松・桜・桃・杉・柿・柳など3000本余りを植栽。起伏に富んだ景色のよい場所にあって園内を流れる清流は清く、趣のある岩もたくさん配して、山水花木、四季の眺めも美しくなったといいます。熱海梅園は11月15日〜12月7日までもみじまつりが開かれています。

清流初川沿いをゆっくり歩いて梅園五橋を制覇!?

入場は無料です。一日熱海梅園で紅葉三昧なんて楽しいですね。熱海梅園の正面入口から入って清流初川沿いをゆっくり歩いて梅園五橋を全部渡ってみました。

朱塗りの橋と真紅のもみじが鮮やかです。訪れた時はまだ緑のもみじも多く、しばらく紅葉が楽しめそうでした。12月7日の日曜日まではもみじのライトアップ(16時30分〜21時)も見ることができます。

梅園の奥には梅見の滝があります。今はもみじ見の滝です。滝の裏側に行けるように洞窟が用意されていて滝から流れ落ちる水飛沫越しに紅葉が楽しめました。もみじまつり開園中(10時〜16時)は足湯にも入れます。梅園の一番奥にあって気持ちのいいお湯です。さすが名湯の熱海ならではですね。