国が管理し、日本全国を縦横無尽に走る「国道」。東京と大阪をつなぐ国道1号のような大幹線もあれば、「これが国道!?」と目を疑ってしまうユニークな道も存在します。今回は、旅の途中で思わず寄り道したくなる、一風変わった国道を3カ所ご紹介します。
徒歩2分で通過!? 神戸の産業を支える「国道174号」
日本最長の国道といえば、東京から青森まで約740kmを結ぶ国道4号。そのいっぽうで、「日本一短い国道」として知られるのが神戸市内を走る国道174号です。全長はわずか187.1m。徒歩2分ほどで通り抜けられるほどの短さです。

とはいえ、神戸港と国道2号をつなぐこの道は、物流を支える重要な産業道路。かつてはもっと長い区間でしたが、都市の変化とともに現在の姿になりました。短い距離ながら、上下合わせて最大11車線にもなる港町のスケールが、思わず足を止めたくなるような存在感を放っています。
南国の風を感じる海上ルート「国道58号」
「海上国道」として知られているのが、鹿児島県から沖縄本島へと延びる国道58号。途中、種子島や奄美大島など、南西諸島を経由する海上区間も国道に含まれており、なんと全体の約7割が海の上を走っています。フェリーに乗りながらも国道を走っている感覚を味わえるのは、なんとも不思議な体験ですね。

ちなみに、こうした海上区間を含む国道は全国で24路線あり、新潟県の佐渡島へ渡る道もそのひとつ。陸と海をまたぐ国道の旅は、日常のドライブとは一味違う、ちょっとした冒険を楽しむことができるでしょう。

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