ソトラバ

河内国一之宮・枚岡神社から神秘的な奥宮「神津嶽」へ! 摂津・河内・和泉を一望する絶景コースを歩く

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  • 展望台
  • 鳥居
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  • 眺望
  • 分岐
  • 神津嶽の祠
  • らくらく登山道
  • 木漏れ日の道
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  • 鳥居
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大阪府と奈良県の府県境をなす生駒山地。標高600mほどの低山ですが、南北に長く伸びる山塊で、西は大阪湾から六甲山地、明石海峡、淡路島あたりまでを見渡すことができ、東側には奈良盆地から奈良の山々を望む、眺望のいい山です。

山麓はどちら側も都市部なので足の便も良く、気軽に歩ける登山コースがたくさんあって、どこからでも登れてどこにでも降りられる、人気の高い山です。

西側の山麓にある「枚岡神社」は、河内国一之宮。河内地方でも屈指の格式を誇る古社です。ご由緒は非常に古く、神武天皇が即位される三年前に創建されたと伝わり、御祭神四神のうち、二神がここから奈良の春日大社に分祀されたことから「元春日(もとかすが)」とも呼ばれています。

お正月には多くの初詣客で賑わうところですが、人の少ない平日を狙って行ってみました。

近鉄奈良線枚岡駅直結の枚岡神社をスタート

大阪と奈良を結ぶ近鉄奈良線の枚岡駅を降りると、すぐそこに鳥居が建っています。その奥に静かにたたずむのが枚岡神社です。

鳥居

本殿までの参道は、ゆるやかな坂になっていて、生駒山方面に向かって登っていく感じ。社殿の背後には豊かな森が広がっていて、境内はすがすがしく、清浄な感じの気が漂っています。

しめ縄が張られた下をくぐり抜けて本殿へ。お詣りを済ませたら、社殿のすぐ脇から奥宮へ続く登山道へと進みます。

しめ縄

このあたり一帯は、大阪府が管理する「府民の森 なるかわ園地」の一部で、ハイキング道はどれもよく整備されています。生駒山地の西側斜面は、目の前にさえぎるものがないので、ほんのひと頑張り登るだけで絶景スポットがあるのもうれしい点。

眺望

標高わずか260mでこの絶景! 大阪の街並みが一望できて、遠くに梅田から天王寺あたりにかけてのビル群が広がっています。右手方面は北摂の市街地から京都府南部方面、正面奥は六甲山地から北摂の山々。展望台からさらに登っていくと、登山道が右手の急な登りと、左手の巻き道に分かれる箇所へ出ます。

この上にある小さなピークが「神津嶽」で、平岡神社の奥宮、創祀の地とされています。

分岐

この周辺には、古代祭祀跡とされる場所がいくつも点在し、太古を偲ばせる神聖なスポット。神津嶽にはご祭神である天児屋根命・比売御神が祀られており、古くは禁足地として立ち入ることは許されていなかったそうです。

神津嶽の祠

整備された登山道でお気軽ハイキング

神津嶽からさらに斜面を登っていきますが、なるかわ園地内の主要な登山道はどこも歩きやすく整備が行き届いていて、なかには車いすやベビーカーでも歩けるバリアフリーの「らくらく登山道」という道もあり、多くの人に開かれた山となっています。

らくらく登山道

要所に展望台が設けられているほか、休憩所やトイレがあちこちにあるのも寒い時期にはありがたいポイント。道標もしっかりしているので、道じゃないところへ踏み込んだりしない限りは、迷う心配もありません。

展望台

西側に広がる大展望を楽しみながら、南下していくコースを進みます。木漏れ日が心地よく、冬の森の風情を楽しみながらゆったりとハイキング。こういう美しいトレイルを歩いていると、「山頂」を目指さない登山というのも悪くないなぁと思うのです。そう、今回、山頂はひとつも踏みません。神津嶽が、山頂と言えば言えなくもないのですけれど。

木漏れ日の道