2025年10月30日〜11月9日の10日間で開催された「ジャパンモビリティショー」で話題をさらったホンダのコンパクトBEVの「スーパーONE」。軽BEV(バッテリーEV)のN-ONE e:をベースにしながらも、運動性能を期待させるオーバーフェンダーなどが加えられ、軽自動車枠をはみ出すその仕様は、現代版シティターボとかブルドック(当時のシティターボⅡの愛称)と呼ばれて、市販化が期待されている一台です。
無限が「MUGENスーパーONEプロトタイプ」をお披露目
そんな「スーパーONE」を無限がカスタマイズしたのが「MUGENスーパーONEプロトタイプ」。独自のフロント&リヤフェンダー、サイドスポイラー、テールゲートスポイラーなどが目を惹き、一段とホットなモデルに仕立てられています。スーパーONE自体の発売は事実的確定となっていますが、まだ発表前のために詳細は分からず……。しかしMUGENがここまで仕立ててくるので、発売はそう遠くないのだろうと期待しています。

ちなみに他の変更点を挙げると空力効果が高いボンネット、ドアミラーカバー、フロントスポイラーとリヤのアンダースポイラーも追加されています。
走りを追求したタイヤサイズを設定
そして面白いのが、鍛造4穴のアルミホイール。レトロさを感じさせるデザインのこのホイールは新たに設計されたもので、タイヤサイズは195/45R16を装着。市販前のノーマルのスーパーONEのサイズが185/55R15だけに、より走りに特化したところも注目です。

もしかしたらワンメイクレースでも想定しているのですか? とスタッフに質問したところ「それも面白いですね……」と笑って話題をそらされてしまったのですが(ブルドックではワンメイクレースが開催された)、メーカー公認のワンメイクレースが実現したらBEVの世界も一段と面白くなるだろうし、ホンダのBEVの性能をより幅広く周知できそう。
RRの駆動方式を採用したバッテリーEVに期待が膨らむ
思えば2024年に販売が終了した「ホンダe」も優れたBEV(バッテリーEV)だったと思います。RRゆえに小回りも効いたしスタイリングも良かったし、問題だったのは495万円という価格で、クルマの性能以外の壁が厚かったのでは?

そこで現在発売中のN-ONE e:といえば、269.64万円から(実際の乗り出し価格は各自治体の補助金額で大幅に異なります)。性能アップをしたスーパーONEはもっと高価になるのは間違いなしですが、限定販売としてはいかがでしょう?
ランエボに倣うように限定5000台で発売のBEV「スーパーONE」
かつての三菱ランサー エボリューションのように、毎年5000台限定で、次の年には優れたクルマへと進化している、あの販売方法です。バッテリーの世界が未だ日進月歩というのであれば、その路線をBEVであるスーパーONEが取ればよいのです。

いち早く最新のモデルが欲しいアーリーアダプターと呼ばれる層には初代が刺さるだろうし、少し待ってでも性能が良い仕様が欲しい層はスーパーONEのⅡやⅢを待つ。実際にランエボも競技仕様の「RS」ではなくて「GSR」を購入する人の方が多かったのですから……。
スーパーONEがワンメイクレースの雄になる?
また、初代シティーが発売された際に、1982年にシティターボ、83年にターボⅡ、毛色は違うものの84年にカブリオレと、矢継ぎ早にモデルを追加した歴史もあります。このような販売方法が取れれば、人気はあるのに短命で終わってしまった「CR-Z」や「S660」を回避してスーパーONEの販売を継続的なものにできると思ってしまいます。

そこにMUGENのスーパーONEのワンメイクレースがあるとなると、熟成が進んだスーパーONEの第1世代 vs 2代目世代、3代目世代の対決も楽しめる。レースとしてもBEVとしても、多角的にレーシングチームが凄いのか、ドライバーが上手いのか、新型車が優れているのか? などなど楽しみが増えます。かつてのシビックやインテグラのワンメイクレースの現代版があるとより盛り上がりそう。
ホンダならではのBEVの展開から目が離せない
日本はBEVの普及が遅れている国と言われています。そこにはもちろん優れたHEV(ハイブリッドEV)が多数あるのも大きな影響だと思います。ですが、ホンダならではのBEVの展開があればもっと面白いことになるかもしれません。

これからホンダが発売するであろうスーパーONEとMUGENが提案するプロトタイプ。一風変わった販売方法で日本のBEVの定番を作り上げていけたら……と、そんな期待が膨らみます。

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