キャンピングカーでの旅や災害時の避難生活において、最も深刻かつ切実な課題は「トイレ」です。断水時の不衛生な環境や、従来の簡易トイレ特有のニオイ、後処理の心理的負担は、多くの人々を悩ませてきました。そんな中、国内キャンピングカー製造首位のトイファクトリーが、スイスのClesana(クレサナ)社製・自動フィルムパック式モバイルトイレ「X1(エックスワン)」の予約販売を2026年1月30日(金)より開始します。

医療現場でも採用される密閉技術を、持ち運び可能なサイズに凝縮した「X1」。なぜこの製品が、日本のアウトドアと防災の常識を塗り替えると言われているのか。その革新的なテクノロジーを深掘りします。
医療現場が認めた「7層フィルム」と「完全密閉」の力
「クレサナ」が他のポータブルトイレと一線を画すのは、その圧倒的な清潔さと無臭性です。世界特許取得のバリア性能により処理に使用されるのは、世界特許を取得済みの7層式特殊加工フィルム。このフィルムはニオイ分子を物理的に遮断する極めて高いバリア性能を持っており、その信頼性から欧州の医療現場でも実際に使用されています。

スイッチひとつで「熱圧着」
排泄物はスイッチを押すだけで、フィルムによって一回分ずつ個別に熱圧着(密閉)されます。水や化学薬品を一切使わず、細菌やウイルス、不快なニオイを完全に閉じ込めるため、処理後のパックはそのまま「家庭ごみ」として廃棄が可能。この手軽さと衛生面の両立こそが、クレサナが「トイレ革命」と呼ばれる理由です。

モバイルモデル「X1」で進化した機動力
これまでトイファクトリーが展開してきた「C1(埋込・据置型)」の技術を継承しつつ、より汎用性を高めたのが今回の新型「X1」です。同モデル最大の特徴は、本体が伸縮する革新的な機構にあります。収納時は、高さわずか302mm。スタッキング(積み重ね)も可能で、場所を取らずに保管できます。

使用時は、高さを407mmまで引き出すことができ、家庭用トイレに近い座り心地を実現。可搬性は12V電源や専用バッテリーに対応しており、車内だけでなく、テント内、災害時の避難所、建設現場など、場所を選ばず設置可能です。
能登半島地震の教訓から生まれた「災害対策」への想い
今回の「X1」開発の裏側には、日本の被災地での実体験が深く関わっています。Clesana社のCEOダニエル・ヴェラー氏は、2024年の能登半島地震においてトイファクトリーが行った災害支援活動に触れ、「断水が続く被災地で、クレサナの技術がどれほど人々に喜ばれたかを知り、災害用トイレの重要性を再認識した」と語っています。
日本の厳しい被災環境を想定し、「備蓄しやすさ」「電源の自由度」を突き詰めて開発されたのが、この「X1」なのです。
ジャパンキャンピングカーショー2026で「実演」を体感
2026年1月30日より開催される「ジャパンキャンピングカーショー2026」にて、この「X1」が日本初公開されます。当日はスイスからダニエルCEOも来日し、自ら実演デモンストレーションを実施。水を使わずに一瞬で汚物がパッキングされる魔法のような技術を間近で見ることができます。
トイレの不安がない「自由な旅」と「安心の備え」
トイファクトリーが届ける「クレサナ X1」は、単なるキャンプ用品の枠を超え、私たちのライフラインを守る「次世代のインフラ」です。車中泊でペットの汚物処理に悩む飼い主から、BCP(事業継続計画)対策としてトイレ備蓄を考える企業まで。水に頼らない、そしてニオイに悩まない「X1」が、日本のトイレ環境を劇的に変えていくことでしょう。新しい時代の清潔を、ぜひ幕張メッセの会場で体感してください。
【開催概要】
■開催場所: 幕張メッセ 展示ホール5「Y25」クレサナジャパンブース
■予約開始: 2026年1月30日(特設サイト同時公開)

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